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柔道世界選手権 初日に男女ともに金メダル
2017-08-28 19:41:29

柔道の世界選手権が28日、ハンガリーで開幕し、日本は男子60キロ級で高藤直寿選手、女子48キロ級で渡名喜風南選手が、ともに金メダルを獲得し、絶好のスタートを切りました。
柔道の世界選手権はハンガリーのブダペストで7日間の日程で行われ、大会1日目の28日は男女合わせて2階級が行われました。
男子60キロ級に出場した高藤選手はリオデジャネイロオリンピックの銅メダリストで、初戦の2回戦から順調に勝ち進み、決勝ではアゼルバイジャンのオルハン・サファロフ選手と対戦しました。
高藤選手は試合中盤、「技あり」のポイントを奪って主導権を握り、さらに終盤、相手選手が技をかけようとしたところで逆に足技を決めて一本勝ちしました。
高藤選手は世界選手権では2013年の大会以来、2回目の金メダルです。
女子48キロ級では世界選手権初出場となった22歳の渡名喜選手が準決勝を延長戦の末に制して決勝に進出し、4年前の世界チャンピオンでモンゴルのウランツェツェグ・ムンフバト選手と対戦しました。
渡名喜選手は相手に攻められる場面が続きましたが、終盤に足技で「技あり」を奪うとそのまま逃げ切ってポイントの差で優勢勝ちし、初めての金メダルを手にしました。
また同じく女子48キロ級に出場したリオデジャネイロオリンピックの銅メダリスト、近藤亜美選手は銅メダルを獲得し、男子60キロ級に出場した永山竜樹選手は3回戦で敗れました。
男子60キロ級に出場した高藤選手はリオデジャネイロオリンピックの銅メダリストで、初戦の2回戦から順調に勝ち進み、決勝ではアゼルバイジャンのオルハン・サファロフ選手と対戦しました。
高藤選手は試合中盤、「技あり」のポイントを奪って主導権を握り、さらに終盤、相手選手が技をかけようとしたところで逆に足技を決めて一本勝ちしました。
高藤選手は世界選手権では2013年の大会以来、2回目の金メダルです。
女子48キロ級では世界選手権初出場となった22歳の渡名喜選手が準決勝を延長戦の末に制して決勝に進出し、4年前の世界チャンピオンでモンゴルのウランツェツェグ・ムンフバト選手と対戦しました。
渡名喜選手は相手に攻められる場面が続きましたが、終盤に足技で「技あり」を奪うとそのまま逃げ切ってポイントの差で優勢勝ちし、初めての金メダルを手にしました。
また同じく女子48キロ級に出場したリオデジャネイロオリンピックの銅メダリスト、近藤亜美選手は銅メダルを獲得し、男子60キロ級に出場した永山竜樹選手は3回戦で敗れました。
高藤 変幻自在の柔道が持ち味
高藤直寿選手は栃木県出身の24歳。
得意技の小内刈りでリズムを作り、変幻自在の柔道を展開するのが持ち味で、2013年の世界選手権で金メダルに輝きました。
翌年の世界選手権では銅メダルを獲得し、オリンピック初出場となったリオデジャネイロ大会でも銅メダルを手にしています。
3年後の東京オリンピックでの金メダル獲得を最大の目標に、今回の世界選手権で、2013年以来の優勝をめざしていました。
世界選手権で4年ぶりに金メダルを獲得した高藤選手は「きょうは組み合わせから運がよかったし、勝って当たり前だと思う。今後も東京オリンピックに向けてがんばっていきたい」と話していました。
得意技の小内刈りでリズムを作り、変幻自在の柔道を展開するのが持ち味で、2013年の世界選手権で金メダルに輝きました。
翌年の世界選手権では銅メダルを獲得し、オリンピック初出場となったリオデジャネイロ大会でも銅メダルを手にしています。
3年後の東京オリンピックでの金メダル獲得を最大の目標に、今回の世界選手権で、2013年以来の優勝をめざしていました。
世界選手権で4年ぶりに金メダルを獲得した高藤選手は「きょうは組み合わせから運がよかったし、勝って当たり前だと思う。今後も東京オリンピックに向けてがんばっていきたい」と話していました。
渡名喜 去年12月から頭角現す
渡名喜風南選手は神奈川県出身の22歳、帝京大学の4年生です。
足技を得意とし、去年12月に東京で行われた国際大会で3位に入って頭角を現しました。
その後もことし2月の国際大会で優勝、4月の全日本選抜体重別選手権では2位に入って、初めてとなる世界選手権の代表に選ばれていました。
初出場で金メダルを獲得した渡名喜選手は「自分は挑戦者なので気持ちで負けないよう、楽しんでいった。自分の得意技は足技なので今後も足技を生かしていきたい」と話していました。
足技を得意とし、去年12月に東京で行われた国際大会で3位に入って頭角を現しました。
その後もことし2月の国際大会で優勝、4月の全日本選抜体重別選手権では2位に入って、初めてとなる世界選手権の代表に選ばれていました。
初出場で金メダルを獲得した渡名喜選手は「自分は挑戦者なので気持ちで負けないよう、楽しんでいった。自分の得意技は足技なので今後も足技を生かしていきたい」と話していました。
近藤 2回目の優勝ならず
近藤亜美選手は愛知県出身の22歳。
得意技は払い腰で、初めて出場した2014年の世界選手権で優勝を果たしました。
その後は国際大会で不安定な成績が続きましたが、国内の厳しい代表争いを勝ち抜いて出場した去年のリオデジャネイロオリンピックでは銅メダルを獲得しました。
3回目の出場となる今回の世界選手権では2014年以来、2回目の優勝をめざしていました。
得意技は払い腰で、初めて出場した2014年の世界選手権で優勝を果たしました。
その後は国際大会で不安定な成績が続きましたが、国内の厳しい代表争いを勝ち抜いて出場した去年のリオデジャネイロオリンピックでは銅メダルを獲得しました。
3回目の出場となる今回の世界選手権では2014年以来、2回目の優勝をめざしていました。
ソース:NHK ニュース