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北朝鮮きたちょうせんかく実験じっけん実施じっし判断はんだんかん官房かんぼう長官ちょうかん

2017-09-03 05:53:05

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かん官房かんぼう長官ちょうかんは、かい記者きしゃ会見かいけんで「さきほど国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎ開催かいさいし、北朝鮮きたちょうせんによるかく実験じっけん実施じっし情報じょうほうについて審議しんぎした。通常つうじょう波形はけいことなる可能かのうせいのある地震じしん観測かんそくとう、これまでの情報じょうほう総合そうごうてき勘案かんあんした結果けっか本日ほんじつ北朝鮮きたちょうせんかく実験じっけん実施じっししたものと判断はんだんされる」とべました。
このなかかん官房かんぼう長官ちょうかんは「北朝鮮きたちょうせんかく、ミサイル開発かいはつわが国わがくに安全あんぜんに対にたいするより重大じゅうだいかつ差し迫さしせまったあらたな段階だんかい脅威きょういであり、地域ちいきおよび国際こくさい社会しゃかい平和へいわ安全あんぜんいちじるしくそこなうものだ。わが国わがくにとして到底とうてい容認ようにんできず、北朝鮮きたちょうせんに対にたいして、北京ぺきん大使館たいしかんを通をとおして、厳重げんじゅう抗議こうぎし、もっとつよ言葉ことば非難ひなんした。政府せいふは、にちべいかん国連こくれん安保理あんぽり緊急きんきゅう会合かいごう開催かいさいけて、調整ちょうせい開始かいしした」とべました。

また、今回こんかいかく実験じっけんによる日本にっぽんへの影響えいきょうについて、「一般いっぱんてきに、地下ちかかく実験じっけん場合ばあいは、大気たいきちゅう放射ほうしゃせい物質ぶっしつ放出ほうしゅつされる可能かのうせいすくないとわれている。実際じっさい過去かこかい北朝鮮きたちょうせんによるかく実験じっけん発表はっぴょうわが国わがくににおいて、異常いじょう検出けんしゅつされていなかった。国民こくみんには、冷静れいせいに、平常へいじょうどおりの生活せいかつおくっていただきたい」とべました。

記者きしゃだんが、安倍あべ総理そうり大臣だいじんと、アメリカのトランプ大統領だいとうりょう韓国かんこくのムン・ジェイン(ぶんざいとら大統領だいとうりょうとの電話でんわ会談かいだん予定よてい質問しつもんしたのに対にたいし、かん官房かんぼう長官ちょうかんは「首脳しゅのう外相がいしょう防衛ぼうえいしょう、それぞれで連携れんけいふかめるのは当然とうぜんだが、現時点げんじてんではまっていない。いずれにせよ、北朝鮮きたちょうせんへの圧力あつりょくつよめて、政策せいさくえさせるのが大事だいじだ」とべました。

また「今回こんかいれは、マグニチュードろくいち過去かこ最大さいだいとなったが、詳細しょうさい分析ぶんせきちゅうだ」とべました。

石油せきゆ取引とりひき規制きせい選択肢せんたくし

かん官房かんぼう長官ちょうかんは、記者きしゃ会見かいけんで「中国ちゅうごくやロシアから原油げんゆ石油せきゆ製品せいひん提供ていきょうされていることは事実じじつだ。わが国わがくにとしては、中国ちゅうごく・ロシアのこうしたうごきが国際こくさい社会しゃかいによる北朝鮮きたちょうせんへの取り組とりくみにも影響えいきょうあたえており、注視ちゅうししている」とべました。

そのうえで、かん官房かんぼう長官ちょうかんは「あらたな安保理あんぽり決議けつぎ追求ついきゅうふくしょ懸案けんあん包括ほうかつてき解決かいけつしていくために、北朝鮮きたちょうせんに対にたいしてどのような圧力あつりょく強化きょうかしていくことがもっと効果こうかがあるかという観点かんてんからきびしい対応たいおう真剣しんけん検討けんとうしていく。検討けんとうにあたっては、北朝鮮きたちょうせん対外たいがい経済けいざい関係かんけい外貨がいか収入しゅうにゅうげんとう検討けんとうしていくことがきわめて大事だいじだ。原油げんゆ石油せきゆ製品せいひんに関にかんする取り引とりひ規制きせいふくめ、さまざまなことが選択肢せんたくしにある」とべました。

またかん官房かんぼう長官ちょうかんは、今回こんかいかく実験じっけんについて「マグニチュードからすれば、きわめておおきなエネルギーが使つかわれたということは事実じじつではないか」と指摘してきしました。

独自どくじ制裁せいさい 関係かんけいこく連携れんけい対応たいおう

記者きしゃだんが、日本にっぽん独自どくじ制裁せいさいについても検討けんとうするのかと質問しつもんしたのに対にたいし、かん官房かんぼう長官ちょうかんは「当然とうぜんいろいろ、関係かんけいこく連携れんけいしながら対応たいおうしていきたい」とべました。
ソース:NHK ニュース