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メキシコで地震 少なくとも149人死亡 非常事態宣言
2017-09-20 02:55:45

メキシコ中部で日本時間の20日未明に起きたマグニチュード7.1の地震で、メキシコ国内では建物の倒壊が相次ぎ、これまでに少なくとも149人が死亡しました。首都メキシコシティーには非常事態宣言が出され、軍も出動して救助活動が続けられています。
メキシコでは日本時間の20日午前3時すぎ、首都メキシコシティーに近い中部プエブラ州を震源とするマグニチュード7.1の地震がありました。震源の深さは51キロと推定されています。
この地震で、メキシコシティーやその南にあるモレロス州などでは、激しい揺れによって建物が倒壊する被害が相次ぎ、AP通信などによりますと、これまでに少なくとも149人が死亡しました。
メキシコシティーには、非常事態宣言が出され、軍も出動して、倒壊した44の建物の中に取り残されていると見られる人たちの救助活動が続けられていて、これまでに50人以上が救出されたということです。
現地からの映像では、上からつぶれるようにして崩れている、およそ5階建ての建物の屋上から、救助隊が穴を開けて中に入ろうとしている様子が確認できます。また、現地ではおよそ380万戸で停電が起きているほか、ガスが止まっている地域もあるということです。
一方、現地の日本大使館によりますと、これまでのところ、日本人が被害に遭ったという情報は入っていないということです。
メキシコでは、ちょうど32年前の1985年9月19日にも大地震が起きて、首都メキシコシティーを中心におよそ1万人が死亡しており、今回の地震が発生する数時間前に、追悼集会や避難訓練が行われていました。また、およそ2週間前にも、南部でマグニチュード8.1の地震が起きておよそ90人が死亡しています。
この地震で、メキシコシティーやその南にあるモレロス州などでは、激しい揺れによって建物が倒壊する被害が相次ぎ、AP通信などによりますと、これまでに少なくとも149人が死亡しました。
メキシコシティーには、非常事態宣言が出され、軍も出動して、倒壊した44の建物の中に取り残されていると見られる人たちの救助活動が続けられていて、これまでに50人以上が救出されたということです。
現地からの映像では、上からつぶれるようにして崩れている、およそ5階建ての建物の屋上から、救助隊が穴を開けて中に入ろうとしている様子が確認できます。また、現地ではおよそ380万戸で停電が起きているほか、ガスが止まっている地域もあるということです。
一方、現地の日本大使館によりますと、これまでのところ、日本人が被害に遭ったという情報は入っていないということです。
メキシコでは、ちょうど32年前の1985年9月19日にも大地震が起きて、首都メキシコシティーを中心におよそ1万人が死亡しており、今回の地震が発生する数時間前に、追悼集会や避難訓練が行われていました。また、およそ2週間前にも、南部でマグニチュード8.1の地震が起きておよそ90人が死亡しています。
「東日本大震災のような光景」
地震で大きな被害が出ているメキシコシティーで日本料理店を営む浅井康雄さん(47歳)は、NHKの電話取材に対し、「店がある地区では、細かい縦揺れが2分間ほど続き、体感としては震度3から4の揺れだったと思う」と振り返りました。地震が発生したとき、店は営業中で、浅井さんは、揺れが長く続いたため客や従業員とともに店の外へ避難したあと、1時間以上、街の様子を確認して歩いたということです。
現地の被害状況について浅井さんは、「店がある地区は大きな被害はないが、ほかの地区ではビルが倒壊し、ガスや電気が止まったり、地下鉄が運休したりと、都市機能がストップしている。車の渋滞も起きていて、人々が歩いて自宅を目指すなど東日本大震災のときのような光景が広がっている」と話していました。
現地の被害状況について浅井さんは、「店がある地区は大きな被害はないが、ほかの地区ではビルが倒壊し、ガスや電気が止まったり、地下鉄が運休したりと、都市機能がストップしている。車の渋滞も起きていて、人々が歩いて自宅を目指すなど東日本大震災のときのような光景が広がっている」と話していました。
ソース:NHK ニュース