ドイツ連邦れんぽう議会ぎかい選挙せんきょ メルケル首相しゅしょう与党よとうが第だい１いち党とうへ 連立れんりつは難航なんこうも

２に４よん日にち投票とうひょうが行おこなわれたドイツの連邦れんぽう議会ぎかい選挙せんきょは、メルケル首相しゅしょうの与党よとうが第だい１いち党とうとなることが確実かくじつになり、メルケル首相しゅしょうは４よん期き目めの政権せいけんを維持いじすることに強つよい自信じしんを示しめしましたが、前回ぜんかいに比くらべて議席ぎせきを大おおきく減へらす見通みとおしとなり、今後こんごの連立れんりつ交渉こうしょうは難航なんこうも予想よそうされます。

ドイツの連邦れんぽう議会ぎかい選挙せんきょは、難民なんみんや移民いみんの受け入うけいれの在り方ありかたや治安ちあん対策たいさくなどを争点そうてんに、２に４よん日にち、投票とうひょうが行おこなわれ、今いまも開票かいひょうが続つづいています。

ドイツの選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいの発表はっぴょうによりますと、日本にっぽん時間じかんの午前ごぜん５ご時半じはんすぎの時点じてんで２に９きゅう９きゅう選挙せんきょ区くのうち８はち４よんの選挙せんきょ区くで開票かいひょうが終了しゅうりょうし、各党かくとうの得票とくひょう率りつは、メルケル首相しゅしょう率ひきいる中道ちゅうどう右派うはのキリスト教きりすときょう民主みんしゅ・社会しゃかい同盟どうめいは３さん６ろく．７なな％、中道ちゅうどう左派さはの社会しゃかい民主みんしゅ党とうは２に０ぜろ．４よん％となっています。
地元じもとメディアは、いずれの党とうも前回ぜんかいに比くらべて議席ぎせきを大幅おおはばに減へらす見通みとおしだと伝つたえています。

難民なんみんの受け入うけいれに反対はんたいする新興しんこうの右派うは政党せいとう「ドイツのための選択肢せんたくし」は１いち１いち．８はち％となっていて、連邦れんぽう議会ぎかいに初はじめて議席ぎせきを確保かくほするうえ、第だい３さん党とうに躍進やくしんする勢いきおいです。

メルケル首相しゅしょうは日本にっぽん時間じかんの２に５ご日にち未明みめい、党とう本部ほんぶで演説えんぜつし、議席ぎせきを減へらす見通みとおしとなったことを認みとめたうえで、「それでもわれわれが第だい１いち党とうとなり、政権せいけん維持いじに向むけた支持しじを得えた」と述のべ、首相しゅしょうを続投ぞくとうし４よん期き目めの政権せいけんを維持いじすることに強つよい自信じしんを示しめしました。

一方いっぽう、これまで連立れんりつを組くんでいた社会しゃかい民主みんしゅ党とうは、選挙せんきょ後ごは連立れんりつに加くわわらず野党やとうとして活動かつどうする考かんがえを示しめしました。

このため、地元じもとのメディアは、メルケル首相しゅしょうが環境かんきょう保護ほごを訴うったえる緑の党みどりのとうなど２ふたつの少数しょうすう政党せいとうとの連立れんりつへ向むけた交渉こうしょうを行おこなう見通みとおしだと伝つたえ、難航なんこうも予想よそうされています。

ソース：NHK ニュース