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ノーベル物理ぶつり学賞がくしょうえらばれたさんにんべい研究けんきゅうしゃ よろこかた

2017-10-03 19:50:13

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宇宙うちゅう空間くうかんにできたゆがみがなみとなってつたわる現象げんしょう、「重力じゅうりょく」のはつ観測かんそく貢献こうけんし、ノーベル物理ぶつり学賞がくしょうえらばれたアメリカ研究けんきゅうしゃさんにんが、それぞれ記者きしゃ会見かいけんしました。
このうちマサチューセッツ工科大学まさちゅ-せっつこうかだいがくレイナー・ワイス名誉めいよ教授きょうじゅさんにち、アメリカのボストン近郊きんこう大学だいがく記者きしゃ会見かいけんしました。

ワイス名誉めいよ教授きょうじゅは、「重力じゅうりょく観測かんそくは、科学かがくにとっておおきな進歩しんぽで、宇宙うちゅう観測かんそくあらたな分野ぶんや切り開きりひらかれた。今後こんごできることは膨大ぼうだいにあり、アメリカの観測かんそく施設しせつだけでなく各地かくちでの観察かんさつすすむことで将来しょうらいてきには宇宙うちゅうきている現象げんしょうをさらにくわしくることができるようになる」とべ、日本にっぽん重力じゅうりょく観測かんそく施設しせつ「KAGRA」など、観測かんそく施設しせつ整備せいびされ、連携れんけいしていくことで解明かいめいがさらにすすむことへの期待きたいしめしました。

そして、ノーベルしょう受賞じゅしょうについて、「おおくの先人せんじんたちとおなじカテゴリーにならぶとおもうと、とても恐れ多おそれおおく、しんじられない気持きもちだ」とべたうえで「科学かがくてき事実じじつをもとに、身の回みのまわりの世界せかいについての情報じょうほうて、それを理解りかいするというプロセスがいま危機ききにさらされている。しょう科学かがくしゃにとってとても心強こころづよいことだとかんじる」とべ、トランプ政権せいけん科学かがく関連かんれん予算よさん削減さくげんする方針ほうしんしめしていることを念頭ねんとうに、受賞じゅしょう意義いぎ強調きょうちょうしました。

一方いっぽうカリフォルニア工科こうか大学だいがくバリー・バリッシュ名誉めいよ教授きょうじゅキップ・ソーン名誉めいよ教授きょうじゅさんにち大学だいがく記者きしゃ会見かいけんしました。

バリッシュ名誉めいよ教授きょうじゅは「受賞じゅしょう準備じゅんびをしていたが、連絡れんらくがなかなかなく、ことしもダメかとおもっただけに受賞じゅしょうってうれしさと謙虚けんきょ気持きもちが複雑ふくざつ混在こんざいしてこみ上こみあげてきた」と、いま気持きもちをかたりました。また、ソーン名誉めいよ教授きょうじゅは「巨大きょだい観測かんそく施設しせつLIGO』のチーム全体ぜんたい受賞じゅしょうすることを期待きたいしていたが、受賞じゅしょうできてうれしい」とよろこびをかたりました。

今後こんご抱負ほうふについてバリッシュ名誉めいよ教授きょうじゅは「LIGOをさらによくするためには、独創どくそうてき発想はっそう資金しきん、それに科学かがく発展はってん重要じゅうようだ。重力じゅうりょく測定そくていするためのつぎ施設しせつについてもかんがえないといけない」とべました。またソーン名誉めいよ教授きょうじゅは、「宇宙うちゅう誕生たんじょう解明かいめいすることがわたしゆめだったし、今後こんごゆめでありつづける。個人こじんてきには、科学かがく技術ぎじゅつ宇宙うちゅうについて一般いっぱんにわかりやすく映画えいがやアートを通をつうじてつたえていきたい」とべました。
ソース:NHK ニュース