九州きゅうしゅう北部ほくぶ豪雨ごうう３さんか月かげつ 避難ひなん者しゃの半数はんすうは高齢こうれい者しゃ 巡回じゅんかいを強化きょうか

３さん７なな人にんが死亡しぼうし、４よん人にんが行方ゆくえ不明ふめいとなっている九州きゅうしゅう北部ほくぶ豪雨ごううから５ご日にちで３さんか月かげつです。被災ひさい地ちの仮設かせつ住宅じゅうたくではおよそ２に０ぜろ０ぜろ人にんが避難ひなん生活せいかつを続つづけていますが、半数はんすうが６ろく５ご歳さい以上いじょうの高齢こうれい者しゃで、地元じもとの自治体じちたいは保健ほけん師しなどによる巡回じゅんかいを強化きょうかしています。

ことし７月しちがつの九州きゅうしゅう北部ほくぶ豪雨ごううから５ご日にちで３さんか月かげつとなりますが、福岡ふくおか県けんと大分おおいた県けんでは合あわせて１いち２に０ぜろ０ぜろ人にん以上いじょうが、仮設かせつ住宅じゅうたくや民間みんかんの賃貸ちんたい住宅じゅうたくに入居にゅうきょするみなし仮設かせつ住宅じゅうたくなどで避難ひなん生活せいかつを続つづけています。

このうち福岡ふくおか県けんの朝倉あさくら市しと東峰とうほう村むらには仮設かせつ住宅じゅうたくが建設けんせつされ、合あわせて１いち０ぜろ０ぜろ世帯せたいおよそ２に０ぜろ０ぜろ人にんが暮くらしていますが、半数はんすうに当にあたるおよそ１いち０ぜろ０ぜろ人にんは６ろく５ご歳さい以上いじょうの高齢こうれい者しゃだということです。

このため地元じもとの自治体じちたいは、高齢こうれい者しゃの１いち人にん暮くらしや夫婦ふうふだけで暮くらす世帯せたいを中心ちゅうしんに、保健ほけん師しや社会しゃかい福祉ふくし士しの資格しかくをもつ地域ちいき包括ほうかつ支援しえんセンターの職員しょくいんを巡回じゅんかいさせ、健康けんこう状態じょうたいや生活せいかつ状況じょうきょうを把握はあくする活動かつどうを強化きょうかしています。

朝倉あさくら市しの委託いたくを受うけ仮設かせつ住宅じゅうたくを巡回じゅんかいする「南陵なんりょう・十じゅう文字もじ地域ちいき包括ほうかつ支援しえんセンター」の福田ふくだ武弘たけひろセンター長ちょうは「生活せいかつ環境かんきょうが大おおきく変かわるので、精神せいしん面めんを含ふくめた体調たいちょうの変化へんかに十分じゅうぶんな注意ちゅういが必要ひつようだ。抱かかえている問題もんだいは一いち人にん一いち人にん異ことなるので、きめ細きめこまかく対応たいおうしていきたい」と話はなしています。

仮設かせつ住宅じゅうたく巡回じゅんかいで健康けんこう状態じょうたいなど聞き取ききとり

九州きゅうしゅう北部ほくぶ豪雨ごううの被害ひがいを受うけて、福岡ふくおか県けんの朝倉あさくら市しと東峰とうほう村むらには、先月せんげつ中旬ちゅうじゅんまでに合あわせて１いち０ぜろ０ぜろ戸この仮設かせつ住宅じゅうたくが建設けんせつされました。

このうち２に６ろく戸この仮設かせつ住宅じゅうたくが建たてられた朝倉あさくら市し頓田とんたの公園こうえんには４よん日にち、地域ちいき包括ほうかつ支援しえんセンターの社会しゃかい福祉ふくし士しと保健ほけん師しの３さん人にんが訪おとずれて、高齢こうれい者しゃが入居にゅうきょしている世帯せたいを一いち軒けん一いち軒けん回まわりました。

社会しゃかい福祉ふくし士しの尾畑おばた雅美まさみさんは、自宅じたくが被災ひさいして先月せんげつ下旬げじゅんから仮設かせつ住宅じゅうたくに１いち人にんで暮くらしている８はち２に歳さいの女性じょせいから、およそ２に０ぜろ分ふんかけて健康けんこう状態じょうたいなどを聞き取ききとりました。

お年寄としよりとの会話かいわの中なかで尾畑おばたさんは、季節きせつの変わり目かわりめでかぜを引ひきやすいため注意ちゅういするようアドバイスしたほか、困こまったことや不安ふあんなことがあればいつでも連絡れんらくするよう伝つたえて元気げんきづけていました。

ソース：NHK ニュース