米べい国務こくむ長官ちょうかん「外交がいこう努力どりょくは最初さいしょの爆弾ばくだん投下とうかまで続つづく」

アメリカのティラーソン国務こくむ長官ちょうかんは、北朝鮮きたちょうせんの核かく・ミサイル開発かいはつへの対応たいおうについて、軍事ぐんじ的てきな選択せんたく肢しを用意よういしていることを強調きょうちょうしながらも、「外交がいこう努力どりょくは、最初さいしょの爆弾ばくだんが投下とうかされるまで続つづく」と述のべ、外交がいこうを重視じゅうしする姿勢しせいを示しめし、北朝鮮きたちょうせんに方針ほうしんの転換てんかんを強つよく促うながしました。

アメリカのティラーソン国務こくむ長官ちょうかんは１いち５ご日にち、テレビ局てれびきょくの番組ばんぐみに相次あいついで出演しゅつえんし、トランプ大統領だいとうりょうが今月こんげつ、ツイッターに「北朝鮮きたちょうせんとの交渉こうしょうの試こころみは時間じかんのむだだ」と投稿とうこうしたことについて真意しんいを問とわれ、「大統領だいとうりょうは、キム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）とその政権せいけんに対にたいし、軍事ぐんじ的てきな選択せんたく肢しをいつでも使つかう用意よういがあると伝つたえたいのだと思おもう」と説明せつめいしました。

そのうえで、「大統領だいとうりょうは私わたしに外交がいこうを通をつうじて問題もんだいを解決かいけつしたいということも明確めいかくに示しめしていて、戦争せんそうは求もとめていない。外交がいこう努力どりょくは、最初さいしょの爆弾ばくだんが投下とうかされるまで続つづく」と述のべました。

ティラーソン長官ちょうかんとしては、軍事ぐんじ的てきな選択せんたく肢しを検討けんとうしていることを強調きょうちょうしながらも外交がいこうを重視じゅうしする姿勢しせいを示しめし、北朝鮮きたちょうせんに対にたいして、核かく・ミサイル開発かいはつの放棄ほうきに転てんじるよう強つよく促うながす狙ねらいがあると見みられます。

一方いっぽう、ホワイトハウスの安全あんぜん保障ほしょう担当たんとうのマクマスター大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんは、ＦＯＸテレビの番組ばんぐみに出演しゅつえんし、「大統領だいとうりょうは、ならずもののキム・ジョンウン政権せいけんが核兵器かくへいきでアメリカを脅おどすことを許ゆるさない。大統領だいとうりょうはそのためには何なにでもする。軍ぐん幹部かんぶは対応たいおうを練ねり、改善かいぜんさせている。それを用もちいるのは望のぞまないが準備じゅんびは必要ひつようだ」と述のべ、北朝鮮きたちょうせんをけん制けんせいしました。

ソース：NHK ニュース