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政府 退位の儀式は簡素な形で検討
2017-11-04 19:39:59

政府は、天皇陛下の退位に向けた特例法の成立を受け、退位の儀式について、天皇の政治的な発言などを禁じた憲法4条との関係を考慮し、海外からの賓客を招かないなど、できるだけ簡素な形で実施する方向で検討に入りました。
政府は、ことし6月、天皇陛下の退位に向けた特例法が成立したことを受けて、天皇陛下の退位の期日や新たな元号などに加え、退位や皇太子さまの即位に伴う儀式などについても検討を進めています。
こうした中、政府は、天皇陛下の退位の儀式について、海外からの賓客を招かないなど、できるだけ簡素な形で実施する方向で検討に入りました。
皇室典範には「皇位の継承があったときは即位の礼を行う」と記されていることから、政府は、皇太子さまの「即位の礼」は憲法で定める国事行為として行う方針ですが、退位は制度として構築されていないため儀式などについての規定もありません。
このため、政府内からは、退位が天皇陛下の意思に基づくものと受け止められれば、天皇の政治的な発言などを禁じた憲法4条に抵触するおそれがあるなどとして、退位の儀式を行うことに慎重な意見も出ていました。
一方で、宮内庁からは退位の儀式を行いたいという意向が示されていたことから、簡素な形で実施する方向となったもので、政府は、今後、儀式を国事行為として行うか、天皇家の私的行事などとするか検討を進めることにしています。
こうした中、政府は、天皇陛下の退位の儀式について、海外からの賓客を招かないなど、できるだけ簡素な形で実施する方向で検討に入りました。
皇室典範には「皇位の継承があったときは即位の礼を行う」と記されていることから、政府は、皇太子さまの「即位の礼」は憲法で定める国事行為として行う方針ですが、退位は制度として構築されていないため儀式などについての規定もありません。
このため、政府内からは、退位が天皇陛下の意思に基づくものと受け止められれば、天皇の政治的な発言などを禁じた憲法4条に抵触するおそれがあるなどとして、退位の儀式を行うことに慎重な意見も出ていました。
一方で、宮内庁からは退位の儀式を行いたいという意向が示されていたことから、簡素な形で実施する方向となったもので、政府は、今後、儀式を国事行為として行うか、天皇家の私的行事などとするか検討を進めることにしています。
ソース:NHK ニュース