滋賀しが 湖南こなみ 市し職員しょくいんが斎場さいじょうで遺骨いこつを撮影さつえいし知人ちじんと共有きょうゆう 遺族いぞくに謝罪しゃざい

ことし1月つき、滋賀しが県けん湖南こなみ市しの斎場さいじょうで市しの職員しょくいんが火葬かそうの炉ろの中なかの遺骨いこつを撮影さつえいし、その写真しゃしんをLINEで知人ちじんと共有きょうゆうしていたことがわかりました。市しは遺族いぞくに謝罪しゃざいしたということで、市長しちょうは23日にちの会見かいけんで「人ひととしてやってはいけないことだ」と述のべました。

湖南こなみ市しによりますと、ことし1月つき、環境かんきょう政策せいさく課かの20代だいの職員しょくいんが業務ぎょうむで市しの斎場さいじょうを訪おとずれた際さい、火葬かそうする炉ろの確認かくにん窓まどから見みえた炉ろ内ないの遺骨いこつと炎ほのおをそれぞれ1枚まいずつ私用しようのスマートフォンで撮影さつえいし、写真しゃしん2枚まいを知人ちじん2人にんにLINEで共有きょうゆうしたということです。

また、LINEのやりとりの中なかで、亡なくなった人ひとの名字みょうじを伝つたえていたということです。

知人ちじんの1人にんからことし5月つきに市しに相談そうだんがあり、市しが調査ちょうさした結果けっか、遺骨いこつなどを撮影さつえいしていたことがわかったということで、生田いくた邦夫くにお 市長しちょうと市しの幹部かんぶ、それに職員しょくいん本人ほんにんが遺族いぞくに謝罪しゃざいしました。

市しの調査ちょうさに対にたいし、職員しょくいんは「初はじめて火葬かそうの炉ろの中なかを見みた衝撃しょうげきもあり、配慮はいりょを欠かいた行動こうどうをしてしまった」と説明せつめいしているということです。

湖南こなみ市しは、この職員しょくいんについて、ことし5月つき31日にち、減給げんきゅう10分ぶんの1、6か月かげつの懲戒ちょうかい処分しょぶんにしたと発表はっぴょうしましたが、「遺族いぞく側がわとの約束やくそく」を理由りゆうに具体ぐたい的てきな内容ないようは明あきらかにしていませんでした。

23日にちの定例ていれい会見かいけんで、生田いくた市長しちょうは「人ひととしてやってはいけないことだ。私わたしを含ふくめて職員しょくいん一同いちどう、反省はんせいしたうえで研修けんしゅうなどを行おこなっていく」と述のべました。

ソース：NHK ニュース