海上かいじょう保安庁ほあんちょう 過去かこ最大さいだいの巡視じゅんし船せん建造けんぞうへ 2029年度ねんどに就役しゅうえきの方針ほうしん

尖閣せんかく諸島しょとう周辺しゅうへんでの対応たいおうなどを念頭ねんとうに、海上かいじょう保安庁ほあんちょうは総トン数そうとんすうおよそ3万まんトンのこれまでで最もっとも大おおきい巡視じゅんし船せんを建造けんぞうし、5年ねん後ごの2029年度ねんどに就役しゅうえきさせる方針ほうしんを決きめました。

海上かいじょう保安庁ほあんちょうが建造けんぞうを計画けいかくしているのは、全長ぜんちょうおよそ200メートル、幅はばおよそ27メートル、総トン数そうとんすう3万まんトンほどのこれまでで最もっとも大おおきい巡視じゅんし船せんです。

船内せんないには、ヘリコプター3機きを搭載とうさいできる格納庫かくのうこや、1000人にん以上いじょうを輸送ゆそうできるスペースを設もうける予定よていで、海上かいじょう保安庁ほあんちょうは5年ねん後ごの2029年度ねんどに就役しゅうえきさせる方針ほうしんを決きめました。

想定そうていする運用うんようとしては、多数たすうの外国がいこく漁船ぎょせんによる違法いほう操業そうぎょうのほか、大だい規模きぼ災害さいがいや国民こくみん保護ほごなどでの対応たいおうを挙あげていて、関係かんけい者しゃによりますと尖閣せんかく諸島しょとう周辺しゅうへんでの対応たいおうも念頭ねんとうに置おいているということです。

海上かいじょう保安庁ほあんちょうは、建造けんぞうのための費用ひようを現時点げんじてんでおよそ680億おく円えんと見積みつもっていて、来年度らいねんど予算よさんの概算がいさん要求ようきゅうにおよそ34億おく円えんを盛り込もりこみました。

今回こんかいの計画けいかくをめぐっては、現場げんばの人手ひとで不足ふそくが続つづく中なか、どのように運用うんようするのかなど実現じつげんに向むけた課題かだいも多おおく海上かいじょう保安庁ほあんちょうが検討けんとうしています。

ソース：NHK ニュース