損保そんぽ大手おおて 代理だいり店てんめぐる情報じょうほう漏ろうえい 4社しゃで約やく250万まん件けん

損害そんがい保険ほけん会社かいしゃから保険ほけん代理だいり店てんに出向しゅっこうしている社員しゃいんが、店みせで管理かんりされていた同業どうぎょう他社たしゃの顧客こきゃく情報じょうほうを自社じしゃに送おくるなどしていた問題もんだいで、大手おおて4社しゃが調査ちょうさした結果けっか、情報じょうほう漏ろうえいの件数けんすうがあわせておよそ250万まん件けんにのぼることが分わかりました。金融きんゆう庁ちょうは顧客こきゃく情報じょうほうのずさんな取り扱とりあつかいが業界ぎょうかいで横行おうこうしていた原因げんいんを調しらべ、処分しょぶんの必要ひつよう性せいについて検討けんとうすることにしています。

大手おおて損害そんがい保険ほけん各社かくしゃでは、いわゆる乗り合のりあい代理だいり店てんに出向しゅっこう中ちゅうの社員しゃいんが、店みせで管理かんりされていた同業どうぎょう他社たしゃの顧客こきゃく情報じょうほうを自社じしゃに送おくっていたほか、乗り合のりあい代理だいり店てんの社員しゃいんどうしで連絡れんらくを取り合とりあうメールの宛先あてさきに損保そんぽ各社かくしゃの担当たんとう者しゃが含ふくまれ、こうしたメールを通をつうじて各社かくしゃの顧客こきゃく情報じょうほうが漏ろうえいしていたなどの問題もんだいが相次あいついで明あきらかになりました。

事態じたいを重おもく見みた金融きんゆう庁ちょうの指示しじを受うけて、大手おおての「損害そんがい保険ほけんジャパン」「東京とうきょう海上かいじょう日動にちどう火災かさい保険ほけん」「三井みつい住友すみとも海上かいじょう火災かさい保険ほけん」「あいおいニッセイ同和どうわ損害そんがい保険ほけん」が調査ちょうさを進すすめてきましたが、情報じょうほう漏ろうえいの件数けんすうが4社しゃであわせておよそ250万まん件けんにのぼることが分わかりました。

内訳うちわけは、
▽損害そんがい保険ほけんジャパンがおよそ99万まん件けん
▽東京とうきょう海上かいじょう日動にちどうがおよそ96万まん件けん
▽三井みつい住友すみとも海上かいじょうがおよそ33万まん件けん
▽あいおいニッセイ同和どうわがおよそ21万まん件けんです。

漏ろうえいしていたのは契約けいやく者しゃの名前なまえや証券しょうけん番号ばんごう、満期まんき日びなどの情報じょうほうで、受け取うけとった情報じょうほうをもとに各社かくしゃのシェアを把握はあくしたり、自社じしゃに契約けいやくを乗り換のりかえさせるための計画けいかくをつくったりしていたということです。

金融きんゆう庁ちょうは顧客こきゃく情報じょうほうのずさんな取り扱とりあつかいが業界ぎょうかいで横行おうこうしていた原因げんいんを調しらべ、処分しょぶんの必要ひつよう性せいについて検討けんとうすることにしています。

ソース：NHK ニュース