７月がつの世界平均気温せかいへいきんきおん、１．５度上昇どじょうしょうのラインに到達とうたつ　欧州機関おうしゅうきかんが報告ほうこく

先月せんげつの世界平均気温せかいへいきんきおんは、産業革命前さんぎょうかくめいまえと比くらべた上昇幅じょうしょうはばが１．５度どのラインに到達とうたつしたことが、欧州連合おうしゅうれんごう（ＥＵ）などの気象情報機関きしょうじょうほうきかん「コペルニクス気候変動きこうへんどうサービス（Ｃ３Ｓ）」の報告ほうこくで明あきらかになりました。

気候変動問題きこうへんどうもんだいの研究者けんきゅうしゃらは、産業革命前さんぎょうかくめいまえと比くらべた世界せかいの気温上昇幅きおんじょうしょうはばを１．５度以下どいかに抑おさえるよう警告けいこくしてきました。１．５度どの転換点てんかんてんを超こえると、異常気象いじょうきしょうや干かんばつ、山火事やまかじ、食料不足しょくりょうぶそくなどの危険性きけんせいが急激きゅうげきに高たかまるとされます。

Ｃ３Ｓが８日ようかに発表はっぴょうした報告書ほうこくしょによると、先月せんげつは世界各地せかいかくちで記録的きろくてきな熱波ねっぱや海水温かいすいおんの上昇じょうしょうが観測かんそくされ、北半球きたはんきゅうの夏なつとしては初はじめて上昇幅じょうしょうはばが約やく１．５度どに達たっしました。

ソース：NHK ニュース