台風7号 15日(火) に東海~近畿に接近・上陸のおそれ
2023-08-12 22:33:21

気象庁によりますと、強い台風7号は午前6時には八丈島の南390キロの海上を1時間に10キロの速さで西北西へ進んでいます。
中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
台風は14日にかけて日本の南の海上を北西に進んだあと、15日には進路を北寄りに変えて暴風域を伴ったまま東海から近畿に接近し上陸するおそれがあります。
各地で大しけに警戒
台風の影響で伊豆諸島や本州の太平洋側ではうねりを伴った波の高い状態が続いています。
予想される波の高さは、13日は
▽伊豆諸島で8メートル、
▽小笠原諸島と東海、近畿で6メートル、
14日は
▽伊豆諸島と東海、近畿で8メートル、
▽四国で7メートル、
▽関東で6メートルと各地で大しけになる見込みです。
東海・近畿で猛烈な風暴風に厳重警戒
伊豆諸島では14日にかけて非常に強い風が吹く見込みで、さらに
▽東海では14日から15日にかけて
▽近畿では15日は猛烈な風が吹くと予想されています。
14日の最大風速は
▽東海で30メートル、
▽近畿と四国で23メートル、
▽伊豆諸島で20メートル、
最大瞬間風速は
▽東海で40メートル、
▽近畿と四国で35メートル、
▽伊豆諸島で30メートルと予想されているほか、
15日は東海と近畿で最大風速が30メートルから40メートル、最大瞬間風速が40メートルから60メートルに達する見込みです。
東海などで大雨のおそれ
台風の接近に伴い14日から15日にかけて東日本や西日本の太平洋側を中心に雷を伴った激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。
15日の朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽東海で300ミリから500ミリ、
▽関東甲信と近畿で200ミリから300ミリ、
▽四国で100ミリから200ミリと予想され、
16日の水曜日の朝までの24時間には
▽東海で300ミリから400ミリ、
▽関東甲信と近畿、四国で200ミリから300ミリの雨が降る見込みです。
また、台風の影響で東日本と西日本では潮位が高くなるところがあり、高潮や高波による浸水のおそれもあります。
暴風や高波のほか土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
総雨量かなり多くなる見込み 13日のうちに備えを
東日本や西日本の太平洋側では台風が接近する前から湿った空気が流れ込むため総雨量がかなり多くなり、土砂災害や川の氾濫などの災害が発生するおそれがあり、13日のうちにハザードマップの確認や備蓄品の再点検など、早めの備えを進めてください。
台風の接近がお盆の時期に重なり交通機関などに影響が出る可能性もあることから最新の情報に注意するようにしてください。