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資金洗浄事件 13人再逮捕 違法オンラインカジノでも同じ手口か
2024-06-11 09:26:44

ペーパーカンパニーの口座を使って詐欺の被害金などの資金洗浄を行ったとして13人が逮捕された事件で、警察は違法なオンラインカジノの賭け金についても同じ手口で資金洗浄を行ったとして、13人を、11日に組織犯罪処罰法違反などの疑いで再逮捕しました。
再逮捕されたのは、川崎市の会社役員、藤井亮平容疑者(41)ら、合わせて13人です。
警察によりますと、去年1月から8月にかけて、違法なオンラインカジノの客から、実体のないペーパーカンパニーの口座に振り込まれた賭け金7000円余りを、ほかの資金と合わせて別の口座に移し、マネーロンダリング=資金洗浄を行ったとして、組織犯罪処罰法違反などの疑いが持たれています。
容疑者らは5月に、詐欺の被害者などから振り込まれた550万円余りについて、同じ手口で資金洗浄を行ったとして逮捕されていました。
警察によりますと、今回振り込まれた賭け金は「DORA麻雀」と呼ばれる国内の違法なオンラインカジノのものだということで、サイトの運営者らは、これまでに賭博開帳図利の罪で起訴されています。
容疑者らは「リバトングループ」を名乗り、4000以上の口座を管理していたとみられていて、警察が口座の入金記録の一部を調べたところ、今回のような違法なオンラインカジノの賭け金が60%余りを占めていたということです。
グループが管理する口座には、少なくとも600億円が入金されていたということで、警察は、さまざまな犯罪グループから資金洗浄を請け負っていたとみて事件の詳しいいきさつを調べています。
容疑者らの認否については明らかにしていません。
ソース:NHK ニュース