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5年以内に上昇幅「1.5度」超える可能性は66% 世界気象機関
2023-05-21 07:10:03

世界気象機関(WMO)は年次報告書で、今後5年間のうち少なくとも1年間で世界の気温が産業革命前の水準より1.5度以上高くなる可能性は66%に上ると明らかにしました。温室効果ガスに加え、近く発生が予想されるエルニーニョ現象が影響するということです。
世界が石炭や石油、ガスのような地球温暖化をもたらす化石燃料の燃焼を続けるなか、世界気温は近年上昇しており、その傾向が減速する兆しは見えません。
気温上昇に伴い、今後5年間のうち少なくとも1年間の気温が過去最高になる可能性は98%、5年間全体の気温が過去最高になる可能性も98%に上るということです。
1.5度の突破は一時的な現象にとどまる可能性があるとWMOは指摘しますが、気候変動がいかに急速に加速しているかを示す最も明白な兆候といえそうです。
ソース:NHK ニュース