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日本製鉄 閉鎖の排水ルートにたまった雨水を海などに放出へ
2023-05-23 09:30:09

去年6月、千葉県君津市にある日本製鉄の製鉄所から化学物質を含んだ液体が流出した問題で、再発防止策として排水ルートを閉鎖したことでたまった水が海などに放出されることになりました。製鉄所は、放出の前に水質検査を行うとしています。
去年6月、君津市の「日本製鉄東日本製鉄所君津地区」で、有害性のある化学物質の「チオシアン酸アンモニウム」が漏れ出し周辺の水路の水が赤くなって魚が大量に死に、製鉄所では再発防止策として排水ルートのうち3か所を閉鎖していました。
県などによりますと、閉鎖した排水ルートに流入した雨水がたまったため、製鉄所が先月、水質の改善が確認できた2か所の排水ルートについて、たまった水を放出したいと県に申し出て、このほど県が了承しました。
製鉄所は、放出前に水質検査を行い、基準を満たしていることを確認した上で放出するほか、県も排水口の外で検査を行うことにしています。
ただ、排水ルート自体の閉鎖は続いていて、日本製鉄は「排水口の再開についても、今回の放水のあと県と相談しながら適切に準備を進める」としています。
ソース:NHK ニュース