男子100メートル予選は7つの組で行われ、各組の3着までと4着以下でタイム上位の3人が準決勝に進むことができます。
前の日本記録保持者のサニブラウン選手は7組に出場し、向かい風0.3メートルの中、スタートでスムーズに飛び出すとそのままリズムよく走りきり、この組トップの9秒98をマークして準決勝に進みました。
サニブラウン選手は2019年6月の全米大学選手権で9秒97の当時の日本記録をマークしていて、自身3回目の9秒台となる今回のタイムは、自己ベストまで0秒01に迫る好記録でした。
また先月、10秒02の日本歴代7位のタイムをマークした初出場の坂井選手は4組に出場しました。
同じ組に東京大会で金メダルを獲得したイタリアのラモント マルセル・ジェイコブズ選手がいる中、得意のスタートが見事に決まり、追い風0.2メートルの10秒12のタイムでジェイコブズに次ぐこの組の3着に入り、準決勝に進みました。
男子100メートルの準決勝と決勝は、現地時間16日、日本時間の17日に行われます。
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陸上世界選手権 サニブラウン 9秒98で準決勝進出 男子100m
2022-07-16 04:25:11

アメリカのオレゴン州で開幕した陸上の世界選手権の男子100メートル予選で前の日本記録保持者、サニブラウン アブデル・ハキーム選手が自己ベストに迫る9秒98をマークし、初出場の坂井隆一郎選手とともに準決勝に進みました。

サニブラウン「歴史を作りに来ている」

サニブラウン選手は「中盤までしっかり流れを作って、後半はリズムを感じるようにすーっと抜けられたので、ものすごいいいレースだった」と手応えを口にしました。
準決勝、そして決勝に向けては「歴史を作りに来ているので予選を通っただけでは満足できない。しっかり、もっともっと上をねらっていきたい」と意気込んでいました。
準決勝、そして決勝に向けては「歴史を作りに来ているので予選を通っただけでは満足できない。しっかり、もっともっと上をねらっていきたい」と意気込んでいました。
坂井「9秒台で決勝に」

初出場で予選を通過した坂井選手は「世界の1番レベルの高い試合に出られることが楽しみでスタート地点に立ったときも楽しさが勝った。予選では、ちょっと後半意識してしまい自分のレースができなかったので、準決勝ではしっかり修正して、9秒台で決勝に進めれば」と話していました。
ソース:NHK ニュース