News
Show Furigana

新型しんがたコロナ 感染かんせんしゃすう拡大かくだい医療いりょうひっ迫ひっぱく 救急きゅうきゅう搬送はんそう受け入うけい困難こんなん

2022-07-19 11:16:18

avatar
感染かんせんのピークがいまだえない新型しんがたコロナ。

19にち全国ぜんこくで6まん6745にん感染かんせん発表はっぴょうされています。
東京とうきょうは、都内とないあらに1まん1018にん感染かんせんしていることを確認かくにんしたと発表はっぴょうしました。都内とない感染かんせん確認かくにんが1まんにんえるのは8にち連続れんぞくです。
福井ふくいけん過去かこ最多さいたとなりました。

このようななか負担ふたんえているのが医療いりょう機関きかんです。

2週間しゅうかんまえの“1.7ばい全国ぜんこく往診おうしん要請ようせい相次あいつ

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんふたたきゅう拡大かくだいするなか、夜間やかん休日きゅうじつ往診おうしんおこな医師いしグループへの依頼いらいが2週間しゅうかんまえの1.7ばいまでえ、検査けんさ陽性ようせい判断はんだんされる患者かんじゃ割合わりあい半数はんすうえ、医師いしグループは、基本きほんてき感染かんせん対策たいさく徹底てっていするようびかけています。

夜間やかん休日きゅうじつ登録とうろくした医師いしたちが往診おうしんおこな「コールドクター」によりますと先月せんげつ下旬げじゅんから発熱はつねつなどうったえる患者かんじゃからの往診おうしん依頼いらい急増きゅうぞうし、17にちまでの1週間しゅうかんでは、2週間しゅうかんまえの1.7ばいまでえました。

検査けんさ陽性ようせい判断はんだんされる患者かんじゃ割合わりあいしめ陽性ようせいりつ」も2週間しゅうかんまえより18ポイントたか51%となり、半数はんすうえています。

また陽性ようせい判断はんだんされた患者かんじゃうち、10さい未満みまん全体ぜんたいの3わりめ、もっとおおということです。

医師いしグループは、18にちまでの3連休れんきゅうちゅう対応たいおうわれ、このうち今月こんげつ16にち家族かぞくからの依頼いらい往診おうしんした都内とない3さい男の子おとこのこは38発熱はつねつやせきの症状しょうじょうがみられ、検査けんさした結果けっか陽性ようせいでした。

また、10だいから30だいまでのわか世代せだいでは、3かいのワクチン接種せっしゅけていないひと感染かんせん目立めだとしています。

今月こんげつ16にちにせきなど症状しょうじょう往診おうしん依頼いらいし、検査けんさ陽性ようせい確認かくにんされた都内とない30だい男性だんせいも、3かいのワクチンを接種せっしゅしていませんでした。
往診おうしん担当たんとうした丸山まるやま浩司こうじ医師いしは、「わか世代せだい中心ちゅうしん感染かんせんひろがっているが、患者かんじゃ対応たいおうする医師いし感染かんせんしたり、濃厚のうこう接触せっしょくしゃとなって勤務きんむできなくなったりする状況じょうきょうてきているので、基本きほんてき感染かんせん対策たいさくあらためて徹底てっていしてほしい」とびかけています。
東京とうきょう都内とない30だい男性だんせいは、今月こんげつ16にち、38発熱はつねつやせきの症状しょうじょうがみられたため、コールドクターに往診おうしん依頼いらいしました。

医師いし診察しんさつおとずれたとき解熱剤げねつざい使つかねつは36だいまでがっていましたが、けん怠けんたいかんがあり、検査けんさけたところ、陽性ようせい確認かくにんされました。

一方いっぽう男性だんせい血液けつえきちゅう酸素さんそ問題もんだいはなく、肺炎はいえんうたがもないことなどから、医師いし軽症けいしょう範囲はんいだと判断はんだんし、自宅じたく療養りょうよう指示しじしました。

この男性だんせいは、3かいのワクチン接種せっしゅけていなかったということです。
東京とうきょう都内とない3さい男の子おとこのこは、今月こんげつ16にち、38発熱はつねつやせきの症状しょうじょうがみられたため、家族かぞくがコールドクターに往診おうしん依頼いらいしました。

おとずれた医師いし診察しんさつしたところ、ねつは37だいがっていて、肺炎はいえんうたがはありませんでしたがくびのリンパぶしれていました。

男の子おとこのこはPCR検査けんさけ、翌日よくじつ結果けっかまで、解熱剤げねつざいやせきくすり処方しょほうされて自宅じたく様子ようすことになりましたが、翌日よくじつ陽性ようせい確認かくにんされたということです。

救急きゅうきゅう搬送はんそう受け入うけい困難こんなん医療いりょう機関きかん

新型しんがたコロナウイルスの「だい7」の感染かんせんきゅう拡大かくだいして東京とうきょう都内とない救急きゅうきゅう病院びょういんではコロナうたが患者かんじゃ殺到さっとうし、要請ようせいけた患者かんじゃ半数はんすう程度ていどしか受け入うけいれられなくなっているところもてきています。
きびしいあつさで熱中ねっちゅうしょう患者かんじゃえる見込みこまれ、現場げんば医師いしはコロナだけでなく一般いっぱん救急きゅうきゅう患者かんじゃ受け入うけいきびしくなっていると危機ききかんつのらせています。

東京とうきょう 八王子はちおうじある2救急きゅうきゅう指定してい病院びょういん、「南多摩みなみたま病院びょういん」は新型しんがたコロナの専用せんよう病床びょうしょうを23しょう確保かくほし、中等ちゅうとうしょうまでの患者かんじゃ対応たいおうしてきました。

コロナ病床びょうしょうは、今月こんげつはじ段階だんかいではほとんど使用しようされていませんでしたが、先週せんしゅうからコロナうたが救急きゅうきゅう搬送はんそうされる患者かんじゃ急増きゅうぞうし、先週せんしゅうまつ時点じてんほぼまりました。
さらにこの3連休れんきゅう患者かんじゃ殺到さっとうしたため、べつ病棟びょうとう一部いちぶ閉鎖へいさしてけさの時点じてんで31しょうやしましたが、すぐにまり、これ以上いじょうコロナ患者かんじゃ受け入うけいれるのはきびしいということです。

また熱中ねっちゅうしょううたが搬送はんそうされる患者かんじゃ相次あいついでいて、発熱はつねつけん怠けんたいかんなど症状しょうじょう見分みわけるのがむずかしいため、感染かんせん対策たいさく徹底てっていして対応たいおうたっていますが、隔離かくりできるスペースすくなく、いち対応たいおうできる患者かんじゃかぎられているということです。

病院びょういんでは、ふだんは要請ようせいけた救急きゅうきゅう患者かんじゃの9わり以上いじょう受け入うけいれてきましたが、いまは病床びょうしょうりないため、一般いっぱん救急きゅうきゅうふくめて半数はんすう程度ていど受け入うけいれをことわらざるをないとしています。
救急きゅうきゅう部門ぶもん責任せきにんしゃつとめるせきひろしふく院長いんちょうは「夏場なつば熱中ねっちゅうしょうほかわかひとのけがもえる傾向けいこうある一方いっぽうで、感染かんせんのピークはまだなので、救急きゅうきゅう受け入うけいはさらにきびしくなる予想よそうされる。この感染かんせん状況じょうきょう職員しょくいん家族かぞくなどから感染かんせんしてしまい、はたらけるひとすくなくなっていて危機ききてき状況じょうきょうむかえている」とつよ危機ききかんしめしています。

都内とない病床びょうしょう使用しようりつ 上昇じょうしょうつづき40%ちょう

東京とうきょう都内とないでは新型しんがたコロナの患者かんじゃよう病床びょうしょう使用しようりつ上昇じょうしょうしていて、19にち速報そくほうで40%をえ、40.5%になりました。

今月こんげつ1にち時点じてんでは18.9%だった病床びょうしょう使用しようりつ上昇じょうしょうつづきました。

その後そのご病床びょうしょうを2000しょうやしておよそ7000しょう拡充かくじゅうしたことで、いったんはがりましたが、感染かんせんきゅう拡大かくだいふたた上昇じょうしょうしたかたちです。

都内とない病床びょうしょう使用しようりつは、だい6もっとたかかったときは60%ちかまで上昇じょうしょうしました。

一方いっぽう、オミクロンかぶ特性とくせいまえた重症じゅうしょう患者かんじゃよう病床びょうしょう使用しようりつは、ピークには36.3%だったのに対にたいして、19にち時点じてん速報そくほうで11.2%となっています。
ソース:NHK ニュース