IMFトップ 世界せかい経済けいざいの成長せいちょう率りつ見通みとおし 中国ちゅうごく減速げんそくで引き下ひきさげる考かんがえ

IMF＝国際こくさい通貨つうか基金ききんのトップ、ゲオルギエワ専務せんむ理事りじがNHKの単独たんどくインタビューに応おうじ、新型しんがたコロナの影響えいきょうで中国ちゅうごく経済けいざいが大幅おおはばに減速げんそくしたことなどを踏ふまえて、ことしの世界せかい経済けいざいの成長せいちょう率りつの見通みとおしを4月つき時点じてんの3.6％からさらに引き下ひきさげる考かんがえを明あきらかにしました。

IMFの関連かんれんイベントに出席しゅっせきするため、日本にっぽんを訪おとずれていたゲオルギエワ専務せんむ理事りじは、20日にち都内とないでNHKの単独たんどくインタビューに応おうじました。

この中なかで、世界せかい経済けいざいの見通みとおしについて、「4月つきに予測よそくを発表はっぴょうして以来いらい、下した振ふれリスクが具体ぐたい的てきに現あらわれている。特とくに中国ちゅうごくでは、新型しんがたコロナの影響えいきょうによって下方かほう修正しゅうせいが見込みこまれ、不ふ確実かくじつ性せいが高たかまり、投資とうしが抑制よくせいされている」と述のべ、来週らいしゅう発表はっぴょうすることしの世界せかい全体ぜんたいの経済けいざい成長せいちょう率りつの見通みとおしについて、これまでの3.6％の予測よそくから引き下ひきさげる考かんがえを示しめしました。

また、日本にっぽん経済けいざいの見通みとおしについて、「成長せいちょう率りつは若干じゃっかん引き下ひきさげ、インフレ率りつはやや引き上ひきあげる方向ほうこうに修正しゅうせいされるが、日本にっぽんの物価ぶっか上昇じょうしょう率りつは依然いぜんとしてかなり低ひくい。物価ぶっか上昇じょうしょう率りつは2％を下回したまわるとみている」と述のべました。

そのうえで、「女性じょせいが働はたらく魅力みりょくを高たかめ、労働ろうどう市場しじょうを拡大かくだいする役割やくわりが日本にっぽんにはある」と述のべ、日本にっぽん経済けいざいの成長せいちょうのためには、女性じょせいがさらに活躍かつやくできるよう労働ろうどう環境かんきょうの改善かいぜんに取り組とりくむことが必要ひつようだという認識にんしきを示しめしました。

ソース：NHK ニュース