ふるさと納税のうぜい 東京とうきょう 世田谷せたがや区くの税収ぜいしゅう減げん ３さん年ねん後ごに100億おく円えん超ちょうか

東京とうきょう 世田谷せたがや区くはふるさと納税のうぜいによる住民じゅうみん税ぜい収入しゅうにゅうの減額げんがく分ぶんが、３さん年ねん後ごには100億おく円えんを超こえる見通みとおしだとして、国くにに制度せいどの見直みなおしを求もとめていくことにしています。

人口じんこうが91万まん人にん余あまりと、都内とないの区く市町村しちょうそんで最もっとも多おおい世田谷せたがや区くは、ふるさと納税のうぜいによる住民じゅうみん税ぜい収入しゅうにゅうの減額げんがく分ぶんが年々ねんねん増ふえていて、その額がくは今年度こんねんどがおよそ54億おく円えんと、４よん年ねん前まえのおよそ20倍ばいになる見込みこみで、来年度らいねんどはさらに70億おく円えんにまでふくらむとしています。

区くではこのままの傾向けいこうが続つづけば、税収ぜいしゅうの減額げんがく分ぶんが３さん年ねん後ごの令りょう和わ４よん年度ねんどには100億おく円えんを超こえる見通みとおしだとして、小中こなか学校がっこうの校舎こうしゃの建て替たてかえや高齢こうれい者しゃ施設しせつの整備せいびなどに支障ししょうが出でてくるとしています。

税収ぜいしゅうの減額げんがくによる財源ざいげんへの不安ふあんから、区くではすでに学校がっこうなどの公共こうきょう施設しせつの管理かんり計画けいかくの見直みなおしを進すすめていて、改修かいしゅうを行おこなう周期しゅうきをこれまでの15年ねんごとから、20年ねんごとに変更へんこうする方針ほうしんです。

保坂ほさか展てん人じん区長くちょうは「疲弊ひへいする地方ちほうに大だい都市としがいくぶんか支援しえんすることはいいと思おもうが、都市とし部ぶが返礼へんれい品ひんを使つかってこの制度せいどを乱用らんようする事例じれいも起おきている。1000万まんでも1500万まんでも寄付きふできる人ひとがいて、上限じょうげんもない。国くにには制度せいどを見直みなおすべきと言いいたい」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース