Show Furigana
どうなる猫30匹…多頭飼育崩壊で新たな飼い主見つからず
2020-02-16 02:00:04

動物が増えすぎて適正に飼育できなくなってしまう多頭飼育崩壊が起きた部屋から救出された30匹以上の猫が、飼い主や保護する場所が見つからないため、東京 江戸川区のボランティアが自宅などで受け入れて飼い主を探す事態が続いています。

この猫は東京 江戸川区のアパートの1室で飼われていましたが、昨年11月、飼い主が家賃の滞納で強制執行を受けアパートを出ることになり、ボランティアが救出しました。
多頭飼育をめぐっては、昨年度、全国の自治体に寄せられた苦情が少なくともおよそ2000件にのぼっています。
しかし、自治体は環境を改善するよう飼い主に勧告できても、飼い主が動物の所有権を放棄しないかぎり、強制的に保護することは難しいのが現状で、さらに今回のようなケースでは、飼っている動物が裁判所の差し押さえの対象から外れてしまうことが多いということです。
多頭飼育をめぐっては、昨年度、全国の自治体に寄せられた苦情が少なくともおよそ2000件にのぼっています。
しかし、自治体は環境を改善するよう飼い主に勧告できても、飼い主が動物の所有権を放棄しないかぎり、強制的に保護することは難しいのが現状で、さらに今回のようなケースでは、飼っている動物が裁判所の差し押さえの対象から外れてしまうことが多いということです。

救出された30匹以上の猫は地域のボランティアが倉庫を借りて世話をしながら、インターネットなどを通じて新しい飼い主を探していましたが、引き取り手が見つかったのは4匹で、倉庫の契約期限が過ぎたため、現在、ボランティアの3人が自宅で受け入れ飼い主を探す事態になっています。
20匹以上を保護している佐藤亜紀子さんは「多頭飼育崩壊で、飼い主が所有権を放棄しなかったり、強制執行が起きてしまったりした場合、誰が保護したり、そのあとの支援をしたりするのか制度が整っていない。民間だけではマンパワーも費用の面でも限界があり、行政には具体的な支援策を考えてもらいたい」と話しています。
20匹以上を保護している佐藤亜紀子さんは「多頭飼育崩壊で、飼い主が所有権を放棄しなかったり、強制執行が起きてしまったりした場合、誰が保護したり、そのあとの支援をしたりするのか制度が整っていない。民間だけではマンパワーも費用の面でも限界があり、行政には具体的な支援策を考えてもらいたい」と話しています。
ソース:NHK ニュース