南海なんかいトラフの津波つなみ確率かくりつ 詳細しょうさいデータをＷＥＢで公開こうかい

南海なんかいトラフ沿ぞいの地域ちいきが今後こんご30年ねん以内いないに津波つなみに襲おそわれる確率かくりつについて、地域ちいきごとの詳細しょうさいなデータを確認かくにんできるウェブサイトが公開こうかいされました。

「津波つなみハザードステーション」は、防災ぼうさい科学かがく技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょが新あらたに設もうけたもので、先月せんげつ、政府せいふの地震じしん調査ちょうさ委員いいん会かいが公表こうひょうした、南海なんかいトラフ沿ぞいの地域ちいきが今後こんご30年ねん以内いないに津波つなみに襲おそわれる確率かくりつが地図ちずに示しめされています。

津波つなみの高たかさは10メートル以上いじょう、５ごメートル以上いじょう、３さんメートル以上いじょうに分わけられ、これらの津波つなみが来くる確率かくりつが高たかい順じゅんに紫むらさき、赤あか、黄色きいろで示しめされています。

住宅じゅうたくが流失りゅうしつ・全壊ぜんかいし始はじめるとされる３さんメートル以上いじょうの津波つなみに襲おそわれる確率かくりつは四国しこく、近畿きんき、東海とうかいを中心ちゅうしんに広ひろい範囲はんいで非常ひじょうに高たかい「26％以上いじょう」となっていて、拡大かくだいすると50メートル四方しほうごとの詳くわしい確率かくりつを見みることができます。

これらの確率かくりつには、発生はっせい頻度ひんどが分わかっていないマグニチュード9.1の最大さいだいクラスの巨大きょだい地震じしんによる津波つなみは含ふくまれておらず、より発生はっせい頻度ひんどが高たかいとされる津波つなみが対象たいしょうとなっています。

防災ぼうさい科学かがく技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょは、「最大さいだいクラスの津波つなみへの備そなえも重要じゅうようだが、発生はっせい確率かくりつの高たかい津波つなみのリスクを知しって、どれだけ備そなえが進すすんでいるのか改あらためて検証けんしょうする材料ざいりょうにしてほしい」としています。

ソース：NHK ニュース