南極なんきょくを襲おそった異常いじょうな熱波ねっぱ、最北端さいほくたんの島しまはわずか９日にちで２０％の雪解ゆきどけ

南極大陸なんきょくたいりくの北端ほくたんが今月こんげつに入はいり、９日間続にちかんつづく熱波ねっぱに覆おおわれました。この影響えいきょうで、北東部ほくとうぶのイーグル島とうでは島しまを覆おおっていた雪ゆきの２０％が溶とけていたことが米航空宇宙局べいこうくううちゅうきょく（ＮＡＳＡ）の観測かんそくで判明はんめいしました。気候変動きこうへんどうの影響えいきょうが広ひろがりつつある現状げんじょうを見みせつけました。

ＮＡＳＡは今月こんげつ、南極大陸なんきょくたいりくを覆おおった熱波ねっぱの始はじまった時ときと終おわった時ときのイーグル島とうの画像がぞうを撮影さつえいしました。９日間かかんの熱波ねっぱが終おわるまでには、雪ゆきが解とけて地表ちひょうが現あらわれ、雪解ゆきどけの水みずたまりができていました。

イーグル島とうではわずか１週間しゅうかんあまりで約やく１０センチの雪ゆきが解とけました。これは同島どうとうでこの冬ふゆに積つもった雪ゆきの総量そうりょうの約やく２０％に当あたります。

世界一寒せかいいちさむいはずの南極なんきょくで、これほどの速はやさで雪ゆきが解とけるのは極きわめて異例いれいです。夏季かきでさえも稀まれでした。

ソース：NHK ニュース