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ベルリン映画祭 震災映画「風の電話」が特別表彰
2020-02-28 23:27:12

世界3大映画祭の1つ、ベルリン国際映画祭で、東日本大震災で家族を失った少女を描いた「風の電話」が国際審査員による特別表彰を受けました。
今月20日に開幕したベルリン国際映画祭は、最優秀賞を競うコンペティション部門の発表を前に、28日、ほかの部門の受賞作品が発表されました。
この中で、若者を対象にした「ジェネレーション14プラス」部門では、日本の諏訪敦彦監督の「風の電話」が国際審査員による特別表彰を受けました。


この中で、若者を対象にした「ジェネレーション14プラス」部門では、日本の諏訪敦彦監督の「風の電話」が国際審査員による特別表彰を受けました。

この映画は、東日本大震災で家族を失った少女を描いた作品で、犠牲者に思いを伝える場として岩手県大槌町に設置された実在の電話ボックスがモチーフとなっています。
表彰式では、諏訪監督が寄せた「日本のささやかな祈りを受け止めてくださった審査員の皆さんに感謝します」というコメントが読み上げられ、大きな拍手があがっていました。
審査員は「優しく、壮大な映画で、強烈な結末は、衝撃的であると同時に気持ちを高めるもので、深く感動した」と評価していました。
表彰式では、諏訪監督が寄せた「日本のささやかな祈りを受け止めてくださった審査員の皆さんに感謝します」というコメントが読み上げられ、大きな拍手があがっていました。
審査員は「優しく、壮大な映画で、強烈な結末は、衝撃的であると同時に気持ちを高めるもので、深く感動した」と評価していました。

脚本を担当した狗飼恭子さんは、「震災は、ずいぶん前にも思えるがまだ続いている。この映画がたくさんの傷ついた人たちに寄り添うものになってほしい」と話していました。
ベルリン国際映画祭では29日、最優秀賞にあたる「金熊賞」の受賞作品などが発表されます。
ベルリン国際映画祭では29日、最優秀賞にあたる「金熊賞」の受賞作品などが発表されます。
ソース:NHK ニュース