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東京とうきょうパラ “ウイルスによるリスクたか選手せんしゅ出場しゅつじょう 対策たいさく検討けんとうを”

2020-02-29 06:36:11

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東京とうきょうパラリンピックにけて、医学いがくてきなアドバイスをおこな委員いいんかい委員いいんちょうつとめる陶山すやま哲夫てつお医師いしNHKえぬえいちけいインタビューおうじ、パラリンピックには新型しんがたコロナウイルスで重症じゅうしょうしやすい呼吸こきゅう機能きのうよわ選手せんしゅ出場しゅつじょうするとして、このまま感染かんせん拡大かくだいつづいた場合ばあい大会たいかい本番ほんばんでは観客かんきゃくなど対策たいさく検討けんとうする必要ひつようあるという認識にんしきしめしました。
陶山すやま医師いしは、パラリンピックの競技きょうぎ団体だんたい所属しょぞくする日本にっぽんさわがいしゃスポーツ協会きょうかい医学いがく委員いいんかい委員いいんちょうつとめ、JPC=日本にっぽんパラリンピック委員いいんかいに対にたいして医学いがくてきなアドバイスをおこなっています。

NHKえぬえいちけいインタビュー陶山すやま医師いしは、パラリンピックの選手せんしゅ障害しょうがいによってはオリンピック選手せんしゅくらべて新型しんがたコロナウイルスによるリスクがたか指摘してきしました。

とくけいずい損傷そんしょう脳性のうせいまひなど障害しょうがいある選手せんしゅ呼吸こきゅう機能きのうよわく、いったん感染かんせんするとはいからウイルスが排出はいしゅつされにくいため重症じゅうしょうする傾向けいこうがあり最悪さいあく場合ばあいいのちかかわるといいます。

競技きょうぎではとくボッチャやくるまいすラグビーにこうした障害しょうがいある選手せんしゅおおく、ほかの競技きょうぎでもうでからあしにかけてのひろ範囲はんいにまひがある選手せんしゅ呼吸こきゅう機能きのうよわいことがおおため、注意ちゅうい必要ひつようだとはなしました。

また、パラリンピックの選手せんしゅ平均へいきん年齢ねんれいは35さい程度ていどとオリンピック選手せんしゅくらべてたかため、生活せいかつ習慣しゅうかんびょうかかえている選手せんしゅ割合わりあいえ、免疫めんえき機能きのう低下ていかしていると感染かんせんしやすく、ウイルスによる重症じゅうしょうきやすいと指摘してきしました。

さらに海外かいがい選手せんしゅ医療いりょうチーム同行どうこうするくにすくなく、来日らいにちまえ重症じゅうしょうにつながる持病じびょう感染かんせん確認かくにん十分じゅうぶんではないそれあるとして注意ちゅういうながしました。

そのうえで、ことし8月はちがつ開幕かいまくまで感染かんせん拡大かくだいつづいていた場合ばあい大会たいかい本番ほんばんでは運営うんえい人員じんいん最小さいしょうげんにしたうえで、体温たいおん測定そくていによる入場にゅうじょう制限せいげん観客かんきゃくれないなど対策たいさく検討けんとうする必要ひつようあるという認識にんしきしめしました。

陶山すやま医師いしは「今後こんご流行りゅうこう度合どあいよるので想像そうぞうできないところもあるが、日本にっぽん全力ぜんりょくをあげて抑え込おさえこ必要ひつようがある。経験けいけんしたことがないリスクをかかえた大会たいかいなるが、厳重げんじゅう管理かんりおこなえば開催かいさいできるし、日本にっぽんにはその能力のうりょくある安全あんぜん開催かいさいできれば東京とうきょう大会たいかい遺産いさん=レガシーになる」とはなしました。
ソース:NHK ニュース