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OPECとロシアなど非加盟産油国 減産の規模拡大の協議決裂
2020-03-06 16:36:27
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で急激に値下がりした原油価格の下支えを目指してサウジアラビアが主導するOPEC=石油輸出国機構とロシアなど非加盟の産油国が原油の減産の規模拡大について協議しましたが、決裂しました。3年前から続けてきた協調減産の継続についても合意できず、原油市場や産油国の経済の先行きは、不透明感が増しています。
新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済活動が停滞し、原油の需要の落ち込みが見込まれることから、国際的な原油価格はことしに入って急激に値下がりしました。
サウジアラビアが主導するOPECの加盟国は、6日、ロシアなど非加盟の産油国と原油価格の維持を目指し、3年前から協調して続けてきた減産の規模の拡大について協議しました。
OPECはロシアなどに対し、ことし末まで現在の世界全体の需要の1.5%にあたる1日当たり150万バレルの追加の減産を呼びかけましたが、妥協点を見いだせず、協議は決裂しました。
またロシアのノバクエネルギー相は協議の後「4月1日以降、誰も原油生産を削減する義務を負わない」と述べ、今月末で期限の切れる1日当たり170万バレルの協調減産の延長についても合意できなかったことを明らかにしました。
OPECとロシアは、今後も原油市場の動向を注意深く見ていくとしていますが3年前から続けてきた協調減産の継続すら合意できなかったことで、原油市場や産油国の経済の先行きは不透明感が増しています。
サウジアラビアが主導するOPECの加盟国は、6日、ロシアなど非加盟の産油国と原油価格の維持を目指し、3年前から協調して続けてきた減産の規模の拡大について協議しました。
OPECはロシアなどに対し、ことし末まで現在の世界全体の需要の1.5%にあたる1日当たり150万バレルの追加の減産を呼びかけましたが、妥協点を見いだせず、協議は決裂しました。
またロシアのノバクエネルギー相は協議の後「4月1日以降、誰も原油生産を削減する義務を負わない」と述べ、今月末で期限の切れる1日当たり170万バレルの協調減産の延長についても合意できなかったことを明らかにしました。
OPECとロシアは、今後も原油市場の動向を注意深く見ていくとしていますが3年前から続けてきた協調減産の継続すら合意できなかったことで、原油市場や産油国の経済の先行きは不透明感が増しています。
ソース:NHK ニュース