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新型しんがたウイルス 急性きゅうせいすいほのおなどの治療ちりょうやく効果こうか東大とうだいグループ

2020-03-18 04:45:45

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新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした患者かんじゃ治療ちりょうに、急性きゅうせいすいほのおなどのくすり使つかえる可能かのうせいがあると、東京とうきょう大学だいがくグループ発表はっぴょうしました。はやければ、今月こんげつちゅうにも実際じっさい患者かんじゃへの投与とうよはじめ、効果こうか検証けんしょうおこなとしています。

これは、東京とうきょう大学だいがく医科いかがく研究所けんきゅうじょ井上いのうえ純一郎じゅんいちろう教授きょうじゅらが記者きしゃ会見かいけんあきらかにしました。

井上いのうえ教授きょうじゅグループは、新型しんがたコロナウイルスのたんぱく質たんぱくしつ使つかった細胞さいぼうでの実験じっけんで、国内こくない急性きゅうせいすいほのおなどの治療ちりょう使つかわれる「ナファモスタット」というくすりがウイルスが細胞さいぼう侵入しんにゅうするのをさまたげ、増殖ぞうしょくするのをおさえる効果こうか期待きたいできることを突き止つきとめたということです。

このくすりは、およそ30ねんにわたって急性きゅうせいすいほのおなどに対にたいして使用しようされていて、どう作用さようするかもかっているということで、はやければ今月こんげつちゅうにも国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンターなどと共同きょうどう実際じっさいくすり患者かんじゃ投与とうよして、安全あんぜんせい効果こうかたしかめる臨床りんしょう研究けんきゅうはじめるとしています。

新型しんがたコロナウイルスに対にたいして、国内こくないではエイズの発症はっしょうおさえるくすりやインフルエンザの治療ちりょうやくなど実際じっさい患者かんじゃ投与とうよして効果こうか安全あんぜんせい検証けんしょうすすめられています。

研究けんきゅうグループは、「ナファモスタット」が中東ちゅうとうなど感染かんせんひろがったコロナウイルスの一種いっしゅ、MERSに対にたいして効果こうか期待きたいできるとする研究けんきゅうよんねんまえしており、井上いのうえ教授きょうじゅは「効果こうか期待きたいされているほかくすりとの併用へいようかんがえながら、はや臨床りんしょう研究けんきゅうはじめたい」とはなしています。
ソース:NHK ニュース