羽賀はが研二けんじ被告ひこくに懲役ちょうえき１いち年ねん６月ろくがつの実刑じっけい判決はんけつ 資産しさん隠かくした罪つみ

元もとタレントの羽賀はが研二けんじ被告ひこくが詐欺さぎ事件じけんで、服役ふくえき中ちゅうに被害ひがい者しゃへの賠償ばいしょうに充あてる資産しさんを隠かくした罪つみに問とわれた裁判さいばんで、那覇なは地方ちほう裁判所さいばんしょは無罪むざいの主張しゅちょうを退しりぞけ、懲役ちょうえき１いち年ねん６ろくか月かげつの実刑じっけい判決はんけつを言い渡いいわたしました。

元もとタレントの羽賀はが研二けんじ、本名ほんみょう、當眞美まみ喜男よしお被告ひこく（58）は、未み公開こうかい株かぶをめぐる詐欺さぎ事件じけんで服役ふくえき中ちゅうだった３さん年ねん前まえ、所有しょゆうしていた不動産ふどうさんが詐欺さぎ事件じけんの被害ひがい者しゃへの賠償ばいしょうとして差し押さしおさえられるのを免まぬかれるため、離婚りこんして財産ざいさん分与ぶんよしたように装よそおったとして、強制きょうせい執行しっこう妨害ぼうがいなどの罪つみに問とわれました。

これまでの裁判さいばんで検察けんさつが懲役ちょうえき２に年ねんを求刑きゅうけいしたのに対にたいして、被告ひこく側がわは「離婚りこんは偽装ぎそうではない」などと無罪むざいを主張しゅちょうしていました。

18日にちの判決はんけつで那覇なは地方ちほう裁判所さいばんしょの大橋おおはし弘治こうじ裁判さいばん長ちょうは「婚姻こんいん関係かんけいを実質じっしつ的てきに解消かいしょうする意思いしはなく、強制きょうせい執行しっこうを妨害ぼうがいするために離婚りこんという形かたちを選えらんだにすぎない」と指摘してきしました。

そのうえで「民事みんじ裁判さいばんで詐欺さぎ事件じけんの被害ひがい者しゃにおよそ４よん億おく円えんの支払しはらいを命めいじられ、不動産ふどうさんを手放てばなしたくないという身勝手みがってな動機どうきに基もとづいて犯行はんこうに及およんでおり、強つよく非難ひなんされなければならない」として懲役ちょうえき１いち年ねん６ろくか月かげつの実刑じっけいを言い渡いいわたしました。

ソース：NHK ニュース