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新型しんがたコロナ後遺症こういしょう血液けつえきちゅう物質ぶっしつ特定とくてい変化へんかべい研究けんきゅうチーム発表はっぴょう

2023-10-14 21:02:37

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新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん症状しょうじょう長引ながびひとでは、ストレス反応はんのうかかわるホルモンが減少げんしょうするなど血液けつえきちゅう物質ぶっしつ特定とくてい変化へんかがみられるとする研究けんきゅう成果せいかを、アメリカ研究けんきゅうチーム発表はっぴょうしました。研究けんきゅうチーム新型しんがたコロナの「後遺症こういしょう」の正確せいかく診断しんだん治療ちりょうほう開発かいはつ応用おうようできるとしています。

この研究けんきゅうは、アメリカ イエール大学だいがく岩崎いわさき明子あきこ教授きょうじゅらの研究けんきゅうチームが、科学かがく雑誌ざっし「ネイチャー」で発表はっぴょうしました。

研究けんきゅうチームは、
新型しんがたコロナに感染かんせんしたあと、けん怠けんたいかん息苦いきぐるしさなどなんらかの症状しょうじょう長引ながび後遺症こういしょう」が1ねん以上いじょうあるひと
感染かんせん後遺症こういしょうがないひと
感染かんせんしなかったひとなど、
わせて268にん血液けつえき成分せいぶん分析ぶんせきしました。

その結果けっか後遺症こういしょうあるひとたちでは、血液けつえきちゅうにあるB細胞さいぼうやT細胞さいぼうばれる特定とくてい免疫めんえき細胞さいぼう増加ぞうかしていたほか体内たいない潜伏せんぷくしていたヘルペスウイルスが活性かっせいするなどの変化へんか確認かくにんされたということです。

さらに、後遺症こういしょうあるひとでは、からだ状態じょうたい一定いっていたもちストレス反応はんのうかかわる「コルチゾール」というホルモンのりょうが、後遺症こういしょうがないひと感染かんせんしなかったひとくらべ、半減はんげんしていました。

研究けんきゅうチームは、こうした変化へんか指標しひょうにすることで、新型しんがたコロナの後遺症こういしょう正確せいかく診断しんだんや、治療ちりょうほう開発かいはつにつながるとしています。


岩崎いわさき教授きょうじゅは「後遺症こういしょうなかでもけん怠けんたいかんは、コルチゾールの低下ていか要因よういんだとかんがえられ、ほか症状しょうじょうも、免疫めんえきとホルモンのりょう不安定ふあんていなることできている可能かのうせいがある。後遺症こういしょうあることをまわ理解りかいされずなやつづけるひとおおので、原因げんいん解明かいめい目指めざし、さらに研究けんきゅうすすめたい」とはなしています。

ソース:NHK ニュース