サッカー日本代表 強化試合 チュニジアに勝利 公式戦6連勝
2023-10-17 13:32:56

世界ランキング19位の日本は、今月13日、世界44位のカナダとの強化試合を4対1で勝利し、今夜は神戸市で11月から始まる2026年のワールドカップアジア2次予選に向けた最後の強化試合として世界29位のチュニジアと対戦しました。
チュニジアは去年6月の強化試合で0対3で敗れている相手です。
日本は先発メンバーをカナダ戦から7人入れ替え、前線には久保建英選手や旗手怜央選手、それに古橋亨梧選手などが入りました。
日本は前半からボールをキープして何度もゴールに迫り、43分、相手の選手に当たってゴール前に転がったボールを古橋選手が落ち着いて決めて先制し、1点リードで試合を折り返しました。
後半も日本が主導権を握り、24分、久保選手の左サイドの崩しからパスを受けた伊東純也選手が冷静にゴールを決めて突き放しました。
守ってはチュニジアにゴール前でのプレーをほとんど許さずシュート1本に抑え、5試合ぶりの無失点で2対0で勝ちました。
日本はこれで6月の強化試合から公式戦6連勝とし、来月から始まるワールドカップのアジア2次予選に向けて弾みをつけました。
古橋亨梧「このスタジアムで決められたことがうれしい」
先制点を決めた古橋亨梧選手は「チームが勝ったこと、勝利に貢献できるゴールを決められたこと、そして、このスタジアムで決められたことが本当にうれしい」と話し、Jリーグ時代に所属したヴィッセル神戸の本拠地、ノエビアスタジアム神戸での活躍を喜びました。
来月から行われるアジア2次予選に向けては「まだまだ個人としてもチームとしても成長するし、成長しないといけない。クラブに帰ってまた頑張りたい」と決意を新たにしていました。
伊東純也「何とかゴールに絡んでやろうと思った」
後半に追加点となるゴールを挙げた伊東純也選手は「久保選手が突破したときによく見てくれていた。抑えて枠の中に蹴ろうと思った。いいところに行ってよかった」とゴールシーンを振り返りました。
日本が終始攻める形となった試合展開の中でのプレーについては「前半、相手が自分がいるサイドに人数をかけて守っていて、ボールを受ける回数が少なかったけれど、何とかゴールに絡んでやろうと思っていた」と話していました。
久保建英「非常にいい流れが来ている」
攻撃の起点となった久保建英選手は「チーム全体としてワールドカップの予選前に無失点で締められたことはすごくよかった」と手応えを口にしました。
そして「観客の皆さんは僕たちが点を取ると期待して会場に来てくれていると思うし、今のところはチームみんなでその期待に応えられていて、非常にいい流れが来ている。みんなが期待してくれるような日本代表になっている」と話し、自信を深めた様子でした。
来月から行われるアジア2次予選に向けては「予選を通じて、サッカーを好きになってもらえる人が増えるように僕らもピッチ上でいいプレーを見せていきたい」と意気込みを語りました。