スーパーの3割わりが「赤字あかじ」　値上ねあげラッシュの影響えいきょう　中小ちゅうしょうや地方ちほうで顕著けんちょ

　民間みんかんの調査会社ちょうさがいしゃ「帝国ていこくデータバンク」によりますと、全国ぜんこくの約やく1100社しゃのうち、2022年度ねんどの業績ぎょうせきが赤字あかじとなった企業きぎょうは31.3％でした。

　前まえの年としから「減益げんえき」となった企業きぎょうと合あわせると約やく7割わりの企業きぎょうの業績ぎょうせきが悪化あっかしています。

　仕入しいれ値あたいや光熱費こうねつひが高騰こうとうするなか、商品しょうひんへの価格転嫁かかくてんかは進すすみつつあるものの、中小ちゅうしょうのスーパーでは大手おおての割安わりやすなプライベートブランド商品しょうひんへの対抗策たいこうさくで特売とくばいや値下ねさげなどを行おこない、負担ふたんとなっているケースもあるといいます。

　地域別ちいきべつに赤字あかじの割合わりあいが最もっとも高たかかったのは鳥取県とっとりけんで、次ついで徳島とくしまや滋賀しが、岐阜ぎふなど主おもに地方ちほうのスーパーで、人口じんこうの減少げんしょうなどに伴ともなって利益確保りえきかくほが難むずかしくなっています。

　一方いっぽう、業績ぎょうせきが好調こうちょうなスーパーではセルフレジなどの導入どうにゅうで省人化しょうじんかを進すすめ、コストカットを図はかっているということです。

ソース：NHK ニュース