Show Furigana
公取委 独占禁止法違反の疑いでグーグルの審査開始へ
2023-10-23 07:15:38

インターネット検索最大手の「グーグル」が、スマートフォンのメーカーに対して、アプリストアの許諾を与える際、自社の検索アプリなどを合わせて搭載させ、端末画面で目立つ位置に配置することなどを求めていた疑いがあるとして、公正取引委員会は、独占禁止法違反の疑いで審査を始めることを明らかにしました。
公正取引委員会が23日開いた会見によりますと、インターネット検索最大手の「グーグル」は、スマートフォンのメーカーに対して「GooglePlay」というアプリストアの許諾を与える際「GoogleChrome」という自社の検索アプリなどを合わせて搭載させ、端末画面で目立つ位置に配置することなどを求めていた疑いがあるということです。
公正取引委員会は、こうした取り引きによってグーグルが競争関係にある他社を排除し、取引先の事業を制限するなど、独占禁止法に違反した疑いがあるとして、審査を始めることを明らかにしました。
グーグルなど「GAFA」と呼ばれるアメリカの巨大IT企業をめぐっては、アメリカやヨーロッパの当局が規制強化に乗り出しているほか、日本の公正取引委員会も企業への立ち入り検査や市場の調査を進めるなど、監視を強めています。
ソース:NHK ニュース