Show Furigana
「倍返し」への第一歩 フィギュア世界選手権2位の樋口
2018-03-24 03:10:05

フィギュアスケート、世界選手権の女子シングルで2位に入った樋口新葉選手は演技を終えた直後、「やったー」と叫び、両腕を天高く突き上げて喜びを爆発させました。失意のオリンピック代表落選から、持ち味のジャンプと徹底的に向き合ったことが会心の演技につながりました。
樋口選手はスピードのあるスケーティングから繰り出す高さと幅のあるジャンプを持ち味に、ジュニア時代から全日本選手権で表彰台に上がるなど、大きな期待を背負ってきました。
ピョンチャンオリンピック代表の有力候補でしたが、最終選考会となった去年12月の全日本選手権では、得意だったはずのジャンプで痛恨のミスが出て4位に沈み、代表を逃しました。
ピョンチャンオリンピック代表の有力候補でしたが、最終選考会となった去年12月の全日本選手権では、得意だったはずのジャンプで痛恨のミスが出て4位に沈み、代表を逃しました。
ピョンチャン五輪 代表逃す
樋口選手はスピードのあるスケーティングから繰り出す高さと幅のあるジャンプを持ち味に、ジュニア時代から全日本選手権で表彰台に上がるなど、大きな期待を背負ってきました。
ピョンチャンオリンピック代表の有力候補でしたが、最終選考会となった去年12月の全日本選手権では、得意だったはずのジャンプで痛恨のミスが出て4位に沈み、代表を逃しました。
ピョンチャンオリンピック代表の有力候補でしたが、最終選考会となった去年12月の全日本選手権では、得意だったはずのジャンプで痛恨のミスが出て4位に沈み、代表を逃しました。
フリー ジャンプ構成を見直し
「いつも大事な試合でミスしてしまう」という自分を乗り越えるため、樋口選手が見直したのはフリーのジャンプ構成でした。
それまでは冒頭のジャンプはダブルアクセルでしたが、中盤に跳んでいた3回転サルコーに変更しました。実は3回転サルコーはオリンピックの代表選考会で回転が抜けるなど苦手意識のあるジャンプで、このジャンプを「早く跳んで気持ちを楽にしたい」と冒頭に組むことで、その後の演技に落ち着いて臨めるようにする作戦を立てたのです。
樋口選手はオリンピック代表を勝ち取った選手たちがスポットライトを浴びる中、雪辱の舞台となる世界選手権に照準を合わせてリンクに通い、ジャンプの感覚を取り戻す練習に大半の時間を割いてきました。
課題のサルコーの修正だけでなく本来の持ち味であるジャンプで得点を稼ぐため、踏み切りや着氷など前後の流れにもこだわり、出来栄えで高い評価を得られるように取り組んできました。
世界選手権開幕の1週間前、樋口選手は「これまでにないほど楽しく滑れるようになった。ジャンプの質が上がるようにと、ずっと練習してきた」と自信に満ちあふれた表情で話していました。
それまでは冒頭のジャンプはダブルアクセルでしたが、中盤に跳んでいた3回転サルコーに変更しました。実は3回転サルコーはオリンピックの代表選考会で回転が抜けるなど苦手意識のあるジャンプで、このジャンプを「早く跳んで気持ちを楽にしたい」と冒頭に組むことで、その後の演技に落ち着いて臨めるようにする作戦を立てたのです。
樋口選手はオリンピック代表を勝ち取った選手たちがスポットライトを浴びる中、雪辱の舞台となる世界選手権に照準を合わせてリンクに通い、ジャンプの感覚を取り戻す練習に大半の時間を割いてきました。
課題のサルコーの修正だけでなく本来の持ち味であるジャンプで得点を稼ぐため、踏み切りや着氷など前後の流れにもこだわり、出来栄えで高い評価を得られるように取り組んできました。
世界選手権開幕の1週間前、樋口選手は「これまでにないほど楽しく滑れるようになった。ジャンプの質が上がるようにと、ずっと練習してきた」と自信に満ちあふれた表情で話していました。
全ジャンプで出来栄え加点
今回の世界選手権で樋口選手は前半のショートプログラムは8位と出遅れましたが、フリーでは冒頭の3回転サルコーを作戦どおり成功させると、3回転の連続ジャンプなどでも高い評価を受けました。
7つのすべてのジャンプで出来栄えでの加点が付き、自己ベストに迫る高得点を挙げ、6人を抜いて2位に入りました。オリンピック代表を逃して悔し涙が止まらなかった全日本選手権から3か月。樋口選手は、会心の演技に喜びの涙を流しました。
今後は新たにトリプルアクセルを跳ぶことも視野に入れていて、試合後には「新しい自分を引き出していきたい」と抱負を話しました。
悔しさと喜びを経験した17歳は「倍返し」をすると誓った4年後のオリンピックに向けた第一歩をしっかりと踏み出しました。
7つのすべてのジャンプで出来栄えでの加点が付き、自己ベストに迫る高得点を挙げ、6人を抜いて2位に入りました。オリンピック代表を逃して悔し涙が止まらなかった全日本選手権から3か月。樋口選手は、会心の演技に喜びの涙を流しました。
今後は新たにトリプルアクセルを跳ぶことも視野に入れていて、試合後には「新しい自分を引き出していきたい」と抱負を話しました。
悔しさと喜びを経験した17歳は「倍返し」をすると誓った4年後のオリンピックに向けた第一歩をしっかりと踏み出しました。
ソース:NHK ニュース