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藤井六段 中学生最後の対局で黒星 連勝は16で止まる
2018-03-28 09:13:37

来月から高校に進む将棋の藤井聡太六段が、中学生棋士として最後となった28日の対局に敗れて61勝12敗の成績で今年度の対局を終え、勝ち数と勝率はいずれも歴代4位タイとなりました。
藤井聡太六段(15)は、名古屋市内の中学校に通いながら最多連勝記録を30年ぶりに更新するなどの活躍を続け、去年4月からの今年度の記録で、対局数、勝ち数、勝率、連勝の4つの部門すべてで1位となることを決めています。
藤井六段は28日、大阪の関西将棋会館で、八大タイトルの1つ「王将戦」の予選に臨み、井上慶太九段(54)と対局しました。
藤井六段にとっては今年度の最終戦で、中学生棋士として最後の対局となります。
午前10時に始まった対局は、終盤、お互いに激しく攻め合う展開となって井上九段の攻めがつながり、午後6時ごろ137手までで藤井六段が投了しました。
この結果、藤井六段は61勝12敗の成績で、記録ずくめとなった今年度の対局を終えました。
また、ことし1月から続けてきた連勝は「16」で止まりました。
日本将棋連盟によりますと、勝ち数の「61」と勝率の8割3分5厘は、いずれも歴代4位タイに当たります。
藤井六段は28日、大阪の関西将棋会館で、八大タイトルの1つ「王将戦」の予選に臨み、井上慶太九段(54)と対局しました。
藤井六段にとっては今年度の最終戦で、中学生棋士として最後の対局となります。
午前10時に始まった対局は、終盤、お互いに激しく攻め合う展開となって井上九段の攻めがつながり、午後6時ごろ137手までで藤井六段が投了しました。
この結果、藤井六段は61勝12敗の成績で、記録ずくめとなった今年度の対局を終えました。
また、ことし1月から続けてきた連勝は「16」で止まりました。
日本将棋連盟によりますと、勝ち数の「61」と勝率の8割3分5厘は、いずれも歴代4位タイに当たります。
「高校生棋士」としてさらなる活躍に期待
藤井六段は来月、高校に進学し、学業との両立を図りながら棋士生活を続けることになります。
これまでに予選を勝ち抜いて挑戦者決定トーナメントに進むことが決まっている「王座戦」などで、タイトル獲得への挑戦を続けるほか、順位戦では1つ上の「C級1組」でほかの棋士と争うことになります。
さらに、竜王戦のランキング戦で昇級を決めるなどの条件を満たせば、新年度のうちに七段に昇段する可能性もあり、「高校生棋士」としてのさらなる活躍が期待されます。
これまでに予選を勝ち抜いて挑戦者決定トーナメントに進むことが決まっている「王座戦」などで、タイトル獲得への挑戦を続けるほか、順位戦では1つ上の「C級1組」でほかの棋士と争うことになります。
さらに、竜王戦のランキング戦で昇級を決めるなどの条件を満たせば、新年度のうちに七段に昇段する可能性もあり、「高校生棋士」としてのさらなる活躍が期待されます。
藤井六段「内容をしっかり反省したい」
対局を終えた藤井六段は「早い段階で形勢を損ねてしまい、感覚がつかめず、最後まで及びませんでした」と激戦を振り返りました。
また連勝が16で止まったことについては、「しかたがないかなと思います。内容をしっかり反省したいです」と答えていました。
そして今回が中学生棋士として最後の対局となったことについて感想を求められると、30秒ほど考えたあとで、「自分が思った以上の活躍ができたかなとは思っていますが、力が足りないところもあり、これからもしっかりやっていきたい」と話していました。
また連勝が16で止まったことについては、「しかたがないかなと思います。内容をしっかり反省したいです」と答えていました。
そして今回が中学生棋士として最後の対局となったことについて感想を求められると、30秒ほど考えたあとで、「自分が思った以上の活躍ができたかなとは思っていますが、力が足りないところもあり、これからもしっかりやっていきたい」と話していました。
井上九段「終盤になって詰み方が見えた」
井上九段は「相手の一方的な将棋にならないように粘り強く指そうと心がけました。途中は苦しい形になりましたが、終盤になって詰み方が見え、勝てるかもしれないと思いました」と、藤井六段との初めての対局を振り返りました。
また藤井六段の今後について「将棋界が注目を浴びるようになり、これからも活躍してもらえればと思います」とエールを送っていました。
また藤井六段の今後について「将棋界が注目を浴びるようになり、これからも活躍してもらえればと思います」とエールを送っていました。
ソース:NHK ニュース