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新年度予算 借金依存の厳しい状況続く 問われる財政再建の道筋
2018-03-28 19:22:28

28日に成立した新年度・平成30年度予算は一般会計の総額が97兆円を超え、過去最大を更新しました。歳出が膨らむ中、国の財政は歳入の多くを借金に依存する厳しい状況が続いていて、政府は今後、議論が本格化する新たな財政健全化計画で財政再建の道筋を示せるか問われることになります。
一般会計の総額が97兆7128億円に上る新年度・平成30年度予算が28日、成立しました。
予算規模が過去最大を更新する一方、財源となる歳入は3分の1以上を借金である国債に依存する厳しい状況が続きます。日本の財政は先進国で最悪の水準にあるだけに、政府は予算成立を受けて今後、新たな財政健全化計画の議論を本格化させることになります。
ただ、内閣府がまとめた試算では、日本経済が成長を続けても2020年度の国と地方を合わせた基礎的財政収支の赤字は10兆8000億円と巨額に上ります。このため財政再建に向けては、来年10月に予定されている消費税率の10%への引き上げや、高齢化で膨らみ続ける社会保障費の抑制など国民負担につながる議論を避けては通れません。
財政再建の旗ふり役である財務省が公文書の改ざんという不祥事を起こし行政の信用が揺らぐ中、政府は“痛み”を伴う政策論議を深め国民の理解を得ることができるのかを問われることになります。
予算規模が過去最大を更新する一方、財源となる歳入は3分の1以上を借金である国債に依存する厳しい状況が続きます。日本の財政は先進国で最悪の水準にあるだけに、政府は予算成立を受けて今後、新たな財政健全化計画の議論を本格化させることになります。
ただ、内閣府がまとめた試算では、日本経済が成長を続けても2020年度の国と地方を合わせた基礎的財政収支の赤字は10兆8000億円と巨額に上ります。このため財政再建に向けては、来年10月に予定されている消費税率の10%への引き上げや、高齢化で膨らみ続ける社会保障費の抑制など国民負担につながる議論を避けては通れません。
財政再建の旗ふり役である財務省が公文書の改ざんという不祥事を起こし行政の信用が揺らぐ中、政府は“痛み”を伴う政策論議を深め国民の理解を得ることができるのかを問われることになります。
ソース:NHK ニュース