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さよならJR三江線 88年の歴史に幕
2018-03-31 14:11:35

広島県三次市と島根県江津市を結ぶJR三江線は、31日夜、大勢の人に見送られて最終列車の運行を終え、88年の歴史に幕を下ろしました。
JR三江線は、全長108キロのローカル線ですが、利用客の減少から廃線が決まり、31日で列車の運行が終わました。
三次駅では午後8時47分に到着した最終列車を、大勢の鉄道ファンや地元の人たちが出迎えました。
ホームでは、最終列車の運転士を務めた周藤孝明さんに花束が手渡され、周藤さんは、「三江線がなくなり悲しいですがこの経験をほかの業務で生かしていきたい」と声を詰まらせながら話していました。
一方、江津駅には午後9時50分に最終列車が到着し、三江線は、88年にわたる歴史に幕を下ろしました。
JR西日本によりますと、最終日は1日で、合わせて3274人が乗車したということで、乗客たちは列車と写真を撮るなどして三江線との別れを惜しんでいました。
江津市の34歳の男性は、「子どものころから三江線に乗っていたのでさみしいですが、私の記憶の中にいつまでも残り続けます」と話していました。
JRが発足した昭和62年以降に本州で100キロを超える路線が廃止されたのは初めてです。1日からは、三江線に替わってバスが運行されますが、人口減少が続く中、地域の交通をどのように維持していくかが今後も課題となります。
三次駅では午後8時47分に到着した最終列車を、大勢の鉄道ファンや地元の人たちが出迎えました。
ホームでは、最終列車の運転士を務めた周藤孝明さんに花束が手渡され、周藤さんは、「三江線がなくなり悲しいですがこの経験をほかの業務で生かしていきたい」と声を詰まらせながら話していました。
一方、江津駅には午後9時50分に最終列車が到着し、三江線は、88年にわたる歴史に幕を下ろしました。
JR西日本によりますと、最終日は1日で、合わせて3274人が乗車したということで、乗客たちは列車と写真を撮るなどして三江線との別れを惜しんでいました。
江津市の34歳の男性は、「子どものころから三江線に乗っていたのでさみしいですが、私の記憶の中にいつまでも残り続けます」と話していました。
JRが発足した昭和62年以降に本州で100キロを超える路線が廃止されたのは初めてです。1日からは、三江線に替わってバスが運行されますが、人口減少が続く中、地域の交通をどのように維持していくかが今後も課題となります。
「天空の駅」でも最後の見送り
ホームが高さ20メートル余りの高架橋に設けられ、「天空の駅」と呼ばれている島根県邑南町にある宇都井駅にも多くの人が訪れました。
宇都井駅では、午前中から列車の乗客や車で駅を見に来た観光客など多くの人が訪れ、ホームから見える風景やあすから見られなくなる列車の姿を写真に収めました。
橋りょうの下では、地元の人たちが特産品や記念のグッズを扱う出店を設けていて、多くの人たちが訪れていました。
また出店の近くには自由にメッセージを書き込めるスペースが設けられ、訪れた人が宇都井駅の絵を描いたり、「ありがとう」と感謝の気持ちを書き込んだりしていました。
広島県大竹市から家族と一緒に訪れた34歳の女性は、「すごく高い場所にある駅で、本当にびっくりしました。人や町をつなぐ路線が消えていくのはさみしいと思いますが、天空の駅の姿を目に焼き付けて忘れないようにしたいと思います」と話していました。
宇都井駅では、午前中から列車の乗客や車で駅を見に来た観光客など多くの人が訪れ、ホームから見える風景やあすから見られなくなる列車の姿を写真に収めました。
橋りょうの下では、地元の人たちが特産品や記念のグッズを扱う出店を設けていて、多くの人たちが訪れていました。
また出店の近くには自由にメッセージを書き込めるスペースが設けられ、訪れた人が宇都井駅の絵を描いたり、「ありがとう」と感謝の気持ちを書き込んだりしていました。
広島県大竹市から家族と一緒に訪れた34歳の女性は、「すごく高い場所にある駅で、本当にびっくりしました。人や町をつなぐ路線が消えていくのはさみしいと思いますが、天空の駅の姿を目に焼き付けて忘れないようにしたいと思います」と話していました。
ソース:NHK ニュース