Show Furigana
トランプ大統領 “不当に安い料金で配送委託” アマゾン批判
2018-04-03 20:30:47

ネット通販大手のアマゾン・ドット・コムを連日、名指しで批判しているアメリカのトランプ大統領は、アマゾンが郵政公社に不当に安い料金で配送を委託しているとして料金の見直しを示唆しました。
トランプ大統領は3日、バルト3国の首脳との会談の際に記者団からの質問に答えました。
この中でトランプ大統領はアマゾン・ドット・コムについてふれ、「郵政公社は、アマゾンの小包を不当に安い料金で配送することを強いられているため、何十億ドルもの損失を被っていて、その損失を納税者が負担している」と述べて、アマゾン・ドット・コムを批判しました。
そのうえでトランプ大統領は「アマゾンは公正な料金を支払う十分な資金がある。アマゾンはこれまでよりもはるかに高い料金を払わなくてはいけなくなる。疑いのないことだ」と述べて、郵政公社の配送料金の見直しを示唆しました。
これに先立ってトランプ大統領はツイッターにも同じような内容を書き込んでいます。トランプ大統領は、先月29日以降、連日のようにアマゾンを攻撃していますが、これまでのところアマゾンはコメントしていません。
この中でトランプ大統領はアマゾン・ドット・コムについてふれ、「郵政公社は、アマゾンの小包を不当に安い料金で配送することを強いられているため、何十億ドルもの損失を被っていて、その損失を納税者が負担している」と述べて、アマゾン・ドット・コムを批判しました。
そのうえでトランプ大統領は「アマゾンは公正な料金を支払う十分な資金がある。アマゾンはこれまでよりもはるかに高い料金を払わなくてはいけなくなる。疑いのないことだ」と述べて、郵政公社の配送料金の見直しを示唆しました。
これに先立ってトランプ大統領はツイッターにも同じような内容を書き込んでいます。トランプ大統領は、先月29日以降、連日のようにアマゾンを攻撃していますが、これまでのところアマゾンはコメントしていません。
米郵政公社 大口割引あるも配送量は増加
アメリカ郵政公社の去年9月末までの1年間の決算によりますと、手紙やはがきなどの配達量は前の年に比べると3.6%減った一方で、小包の配送量については11.4%増えたということで、27億4200万ドル、日本円で2800億円余りの損失を抱える中で小包の配送の増加は経営を支える形になっています。
郵政公社がアマゾンからいくらで配送を委託されているかは明らかになっていませんが、ほかの大手事業者と同じように大口割引を受けています。
一方、トランプ大統領が指摘したように配送料金が安すぎるという試算もあります。金融機関のシティグループは去年4月に公表した報告書で、アメリカ郵政公社の料金はアマゾンに限らずすべての小包に対して市場価格よりも1ドル46セント、日本円にしておよそ156円安いと試算しています。
アメリカのメディアは「アマゾンの配送料金が値上げされて消費者が負担するようなことはトランプ大統領の支持者も望んでいないはずだ」などと伝えています。
郵政公社がアマゾンからいくらで配送を委託されているかは明らかになっていませんが、ほかの大手事業者と同じように大口割引を受けています。
一方、トランプ大統領が指摘したように配送料金が安すぎるという試算もあります。金融機関のシティグループは去年4月に公表した報告書で、アメリカ郵政公社の料金はアマゾンに限らずすべての小包に対して市場価格よりも1ドル46セント、日本円にしておよそ156円安いと試算しています。
アメリカのメディアは「アマゾンの配送料金が値上げされて消費者が負担するようなことはトランプ大統領の支持者も望んでいないはずだ」などと伝えています。
ソース:NHK ニュース