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新燃岳の噴煙 8000mまで上昇か 一連の活動で最高
2018-04-05 13:54:21

鹿児島県と宮崎県の県境にある霧島連山の新燃岳で、5日午前4時前に起きた噴火について、気象庁が気象衛星のデータを詳しく分析した結果、噴煙が一連の噴火活動で最も高い8000メートルまで上がったと推定されることがわかりました。
気象庁によりますと、霧島連山の新燃岳では5日午前3時31分に、爆発的な噴火が発生し、噴煙が火口から5000メートルの高さまで上がりました。この噴火で、ごく小規模な火砕流が火口から南東側へおよそ800メートル流れ下ったほか、大きな噴石が火口から1.1キロまで飛んだのが確認されました。
その後も断続的に噴火が発生し、午前3時45分ごろからの数分間には、噴煙の量がさらに増え、火口から2500メートルの高さまで上がり、雲に入りました。
この噴煙について、気象庁が気象衛星「ひまわり」のデータを詳しく分析した結果、一連の噴火活動で最も高い火口から8000メートルまで上がったと推定されることがわかりました。
噴火は、午前7時15分ごろには停止したと見られますが、その後、気象庁が行った上空からの観測などから、新燃岳の北側や東側に位置する宮崎県と熊本県の広い範囲で、火山灰が降ったのが確認されました。
気象庁は、新燃岳では今後も同じ規模の噴火が発生する可能性があるとして、「入山規制」を示す噴火警戒レベル3の火口周辺警報を継続し、火口からおおむね3キロの範囲では大きな噴石に、おおむね2キロの範囲では火砕流にそれぞれ警戒するよう呼びかけています。
また、風下側を中心に、火山灰や小さな噴石に注意するとともに、爆発的な噴火に伴う大きな空振=空気の振動で、火口から離れた場所でも窓ガラスが割れるなどの被害が出るおそれがあり注意が必要です。
その後も断続的に噴火が発生し、午前3時45分ごろからの数分間には、噴煙の量がさらに増え、火口から2500メートルの高さまで上がり、雲に入りました。
この噴煙について、気象庁が気象衛星「ひまわり」のデータを詳しく分析した結果、一連の噴火活動で最も高い火口から8000メートルまで上がったと推定されることがわかりました。
噴火は、午前7時15分ごろには停止したと見られますが、その後、気象庁が行った上空からの観測などから、新燃岳の北側や東側に位置する宮崎県と熊本県の広い範囲で、火山灰が降ったのが確認されました。
気象庁は、新燃岳では今後も同じ規模の噴火が発生する可能性があるとして、「入山規制」を示す噴火警戒レベル3の火口周辺警報を継続し、火口からおおむね3キロの範囲では大きな噴石に、おおむね2キロの範囲では火砕流にそれぞれ警戒するよう呼びかけています。
また、風下側を中心に、火山灰や小さな噴石に注意するとともに、爆発的な噴火に伴う大きな空振=空気の振動で、火口から離れた場所でも窓ガラスが割れるなどの被害が出るおそれがあり注意が必要です。
ソース:NHK ニュース