サッカー女子じょし なでしこジャパン Ｗ杯だぶりゅ-はい出場しゅつじょう決定けってい ８はち大会たいかい連続れんぞく８はち回かい目め

サッカー女子じょしの日本にっぽん代表だいひょう、「なでしこジャパン」が来年らいねんフランスで開ひらかれるワールドカップの出場しゅつじょうを決きめました。日本にっぽんは１いち３さん日にち、ヨルダンで開ひらかれているアジアカップの１いち次じリーグ最後さいごの第だい３さん戦せんでオーストラリアと１いち対たい１いちで引き分ひきわけて、準決勝じゅんけっしょうに進すすみ、大会たいかいの上位じょうい５ごチームに与あたえられるワールドカップの出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくしました。

試合しあいはヨルダンのアンマン国際こくさい競技きょうぎ場じょうで行おこなわれました。

日本にっぽんは立ち上たちあがりからオーストラリアの強つよいプレッシャーに押おされて主導しゅどう権けんを握にぎられ、繰り返くりかえし攻め込せめこまれました。それでも日本にっぽんはキャプテンのセンターバック 熊谷くまがい紗しゃ希まれ選手せんしゅや、ディフェンダーの市瀬いちのせ菜々なな選手せんしゅなどを中心ちゅうしんにオーストラリアの攻撃こうげきを防ふせぎ、前半ぜんはんは得点とくてんを許ゆるしませんでした。

後半こうはん、日本にっぽんはミッドフィルダーの長谷川はせがわ唯ゆい選手せんしゅを中心ちゅうしんに相手あいてのスペースを突つく縦たてへのパスやサイドチェンジを使つかって次第しだいにペースをつかみました。

そして０ぜろ対たい０ぜろで迎むかえた１いち８はち分ふん、日本にっぽんは岩渕いわぶち真奈まな選手せんしゅのパスを受うけた長谷川はせがわ選手せんしゅがゴール前まえからクロスボールを送おくり、これを走り込はしりこんだ阪口さかぐち夢ゆめ穂ほ選手せんしゅが決きめて先制せんせいしました。

しかし４よん１いち分ふんにゴールキーパーの山下やました杏あんず也加か選手せんしゅがはじいたボールをオーストラリアの選手せんしゅに押し込おしこまれて同点どうてんに追おいつかれ、１いち対たい１いちで引き分ひきわけました。

この結果けっか、グループＢび-は日本にっぽんとオーストラリア、そしておなじ時間じかんの試合しあいに勝かった韓国かんこくが通算つうさん成績せいせき１いち勝しょう２に引き分ひきわけで並ならびましたが、総そう得点とくてんなどの差さでグループの２に位いとなった日本にっぽんの準決勝じゅんけっしょう進出しんしゅつとベスト４よん以上いじょうが確定かくていし、日本にっぽんは大会たいかいの上位じょうい５ごチームに与あたえられる来年らいねんのワールドカップ フランス大会たいかいの出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくしました。

準決勝じゅんけっしょうは今月こんげつ１いち７なな日にち（日本にっぽん時間じかん１いち８はち日にち）に行おこなわれ、日本にっぽんはグループＡえいで１いち位いの中国ちゅうごくと対戦たいせんします。

高倉たかくら監督かんとく「一つ山ひとつやまを越こえた」

日本にっぽん代表だいひょうの高倉たかくら麻子あさこ監督かんとくは「前半ぜんはんはとくに相手あいてに攻め込せめこまれた時間じかんが長ながかったが選手せんしゅたちがよく耐たえてくれた。後半こうはん、相手あいての足あしが止とまった時間じかん帯たいにゴールを決きめられて引き分ひきわけになってしまったのは残念ざんねんだったが、ワールドカップ出場しゅつじょうが決きまってよかった」とオーストラリア戦せんを振り返ふりかえりました。

そのうえで次つぎの準決勝じゅんけっしょうを見据みすえて「まだまだ課題かだいなどが多おおいが、一つ山ひとつやまを越こえたので、まずはこの大会たいかいでの優勝ゆうしょうを目指めざして頑張がんばりたい」と意気込いきごみました。

キャプテン熊谷くまがい「優勝ゆうしょうしてＷ杯だぶりゅ-はいにつなげたい」

キャプテンの熊谷くまがい紗しゃ希まれ選手せんしゅは「厳きびしい試合しあいになるのは分わかっていた中なかで、先制せんせいできたのがよかった。最後さいごに失点しってんしてしまったがワールドカップ出場しゅつじょうを決きめることができたのは本当ほんとうによかったと思おもう。スピードやパワーなどで上回うわまわる世界せかいの相手あいてに対にたいして、まずはこの大会たいかいで優勝ゆうしょうして１いち年ねん後ごのワールドカップにつなげたい」と話はなしました。

先制せんせいゴールの阪口さかぐち「いい時間じかん帯たいに得点とくてん 貢献こうけんできた」

先制せんせいゴールを決きめた阪口さかぐち夢ゆめ穂ほ選手せんしゅは「いい時間じかん帯たいに得点とくてんがとれてチームに貢献こうけんすることができて本当ほんとうによかった。自分じぶんとしては、まだ足たりないところもあるのでしっかり修正しゅうせいして、このあとの準決勝じゅんけっしょう、決勝けっしょうと優勝ゆうしょうを目指めざして頑張がんばりたい」と話はなしました。

アシストの長谷川はせがわ「しっかり勝かって気持きもちよくＷ杯だぶりゅ-はいに」

先制せんせいゴールをアシストした長谷川はせがわ唯ゆい選手せんしゅは「前半ぜんはんの終盤しゅうばんからいい流ながれがつかめて後半こうはんはいけると思おもっていた。最後さいご、同点どうてんに追おいつかれたのは残念ざんねんだったが、ワールドカップ出場しゅつじょうが決きまって本当ほんとうによかった。この大会たいかいでの優勝ゆうしょうの可能かのう性せいはあるので、しっかり勝かって気持きもちよくワールドカップにつなげたい」と話はなしました。

サッカー女子じょしW杯はい フランス大会たいかい 来年らいねん６月ろくがつ７なな日にち開幕かいまく

サッカー女子じょしのワールドカップ フランス大会たいかいは来年らいねん６月ろくがつ７なな日にちに開幕かいまくし、７月しちがつ７なな日にちの決勝けっしょうまで１いちか月かげつにわたって、首都しゅとのパリやリヨンなど９ここのつの都市としの９ここのつの会場かいじょうで試合しあいが行おこなわれます。

大会たいかいにはアジアの５ごチームを含ふくむ２に４よんチームが出場しゅつじょうし、４よんチームずつＡえいからＦえふまでの６むっつのグループに分わかれて１いち次じリーグを戦たたかい、各かくグループの上位じょうい２にチームが決勝けっしょうトーナメントに進すすみます。

また各かくグループの３さん位いのチームは勝かち点てんや得失点とくしってん差さで順位じゅんい付づけされ、上位じょうい４よんチームが決勝けっしょうトーナメントに進すすみます。

今回こんかいが８はち回かい目めとなる女子じょしのワールドカップがフランスで開ひらかれるのは初はじめてです。

１いち次じリーグの組み合くみあわせ抽選ちゅうせん会かいはことし１２月じゅうにがつ８はち日にちに開催かいさいされます。

女子じょしの日本にっぽん代表だいひょう 前々回ぜんぜんかいで初はつ優勝ゆうしょう 前回ぜんかいは準じゅん優勝ゆうしょう

女子じょしの日本にっぽん代表だいひょうはこれまで７なな回かいワールドカップに出場しゅつじょうし、前々回ぜんぜんかいの２に０ぜろ１いち１いち年ねんドイツ大会たいかいで初はつ優勝ゆうしょうを果はたし、前回ぜんかいのカナダ大会たいかいは準じゅん優勝ゆうしょうの成績せいせきを残のこしています。

日本にっぽんがワールドカップに初はじめて出場しゅつじょうしたのは１いち９きゅう９きゅう１いち年ねんの中国ちゅうごく大会たいかいで、この時ときは１いち次じリーグの３さん試合しあいすべてに敗やぶれ、敗退はいたいしました。

続つづく１いち９きゅう９きゅう５ご年ねんのスウェーデン大会たいかいは１いち次じリーグの第だい２に戦せんでブラジルに２に対たい１いちで勝かってワールドカップ初はつ勝利しょうりをあげベスト８はちに入はいりました。

しかし９きゅう９きゅう年ねんのアメリカ大会たいかい以降いこう、２に０ぜろ０ぜろ７なな年ねんの中国ちゅうごく大会たいかいまで３さん大会たいかいはいずれも１いち次じリーグを突破とっぱできませんでした。

それでも２に０ぜろ１いち１いち年ねんのドイツ大会たいかいは、佐々木ささき則夫のりお監督かんとくのもと、細こまかくパスをつないで主導しゅどう権けんを握にぎるスタイルで１いち次じリーグを２に勝しょう１いち敗はいの２に位いで決勝けっしょうトーナメントに進すすみ、準々じゅんじゅん決勝けっしょうで地元じもとドイツ、準決勝じゅんけっしょうでスウェーデンを破やぶり、初はじめて決勝けっしょうに進すすみました。
アメリカとの対戦たいせんとなった決勝けっしょうは２に対たい２にのまま延長えんちょう戦せんでも決着けっちゃくがつきませんでしたが、ペナルティーキック戦せんを制せいし、初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

前回ぜんかい２に０ぜろ１いち５ご年ねんのカナダ大会たいかいは３さん戦せん全勝ぜんしょうで１いち次じリーグを突破とっぱし、その後そのごも勝ち進かちすすんで再ふたたび決勝けっしょうでアメリカと対戦たいせんしました。
しかし日本にっぽんは、開始かいし直後ちょくごに立て続たてつづけに失点しってんするなど２に対たい５ごで敗やぶれ、大会たいかい２に連覇れんぱはなりませんでした。

過去かこ７なな回かいの大会たいかいで日本にっぽんの通算つうさん成績せいせきは２に９きゅう試合しあいで１いち３さん勝しょう１いち３さん敗はい３さん引き分ひきわけです。

ソース：NHK ニュース