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シリア軍事攻撃 米政府“作戦成功”も深刻な対立続く
2018-04-14 19:51:03

アメリカなど3か国が、シリアの化学兵器関連施設に対して行った軍事攻撃について、アメリカ政府は、化学兵器の能力に深刻な打撃を与え、成功だったと評価しています。一方、アサド政権が、化学兵器を使用したと断定した根拠について、アメリカ政府は、「明確で、説得力のある情報がある」として、攻撃の正当性を主張していますが、シリアやロシアは否定し、深刻な対立が続くことになりそうです。
アメリカ軍は、フランス、イギリスの両軍と共にシリアの現地時間の14日早朝、首都ダマスカス周辺や中部ホムスの付近にあるアサド政権の化学兵器の関連施設、3か所に対して、攻撃を行いました。
アメリカ国防総省は、14日、記者会見を開いて、作戦の詳細について説明し、紅海や地中海などに展開したアメリカ軍の艦艇や爆撃機に加えて、イギリス、フランス両軍の戦闘機も参加し、巡航ミサイル「トマホーク」など105発で攻撃したと明らかにしました。
そして発射されたミサイルは、すべて、標的とした3か所の施設に命中しシリアの化学兵器の能力に深刻な打撃を与え、作戦は成功したと評価しました。トランプ大統領もみずからのツイッターに「攻撃は完璧に遂行された。任務完了!」と書き込み、成果を強調しています。
一方、シリア側は、今回の攻撃で、市民3人がけがをしたほか、標的となった研究施設の建物1棟が破壊される被害が出たものの、シリアの防空システムがミサイルを撃ち落とし、アメリカなどの目的は達成されなかったと主張し、「国際法に反する野蛮な攻撃だ」として、強く非難しています。
今回、アサド政権が化学兵器を使用したと断定した根拠について、アメリカ政府高官は14日、「化学兵器の使用を示す、明確で説得力のある情報がある」と述べ、攻撃の正当性を主張しています。しかし、シリアやその後ろ盾のロシアは、化学兵器の使用自体を否定しており、深刻な対立が続くことになりそうです。
アメリカ国防総省は、14日、記者会見を開いて、作戦の詳細について説明し、紅海や地中海などに展開したアメリカ軍の艦艇や爆撃機に加えて、イギリス、フランス両軍の戦闘機も参加し、巡航ミサイル「トマホーク」など105発で攻撃したと明らかにしました。
そして発射されたミサイルは、すべて、標的とした3か所の施設に命中しシリアの化学兵器の能力に深刻な打撃を与え、作戦は成功したと評価しました。トランプ大統領もみずからのツイッターに「攻撃は完璧に遂行された。任務完了!」と書き込み、成果を強調しています。
一方、シリア側は、今回の攻撃で、市民3人がけがをしたほか、標的となった研究施設の建物1棟が破壊される被害が出たものの、シリアの防空システムがミサイルを撃ち落とし、アメリカなどの目的は達成されなかったと主張し、「国際法に反する野蛮な攻撃だ」として、強く非難しています。
今回、アサド政権が化学兵器を使用したと断定した根拠について、アメリカ政府高官は14日、「化学兵器の使用を示す、明確で説得力のある情報がある」と述べ、攻撃の正当性を主張しています。しかし、シリアやその後ろ盾のロシアは、化学兵器の使用自体を否定しており、深刻な対立が続くことになりそうです。
ソース:NHK ニュース