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新潟県米山知事 女性問題で辞職の意向 県幹部らに伝える
2018-04-18 02:33:51

新潟県の米山隆一知事は19日発売される週刊誌でみずからの女性問題が報じられる見通しになったとして18日午前、県の幹部らに辞職する意向を伝えました。午後に記者会見を開き、知事本人が明らかにする見通しです。
新潟県の米山知事は17日、女性問題に関する記事が週刊誌で報じられる見通しになったとして記者会見を開き、女性問題が存在することは認めたものの、事実関係に関する詳しい説明を避けました。
また、進退についても態度を明らかにせず、県議会の与野党からは辞職を求める意見や説明責任を問う声が相次いでいました。
こうした中、米山知事は18日午前、県の幹部らに辞職の意向を伝えました。
18日午後、臨時の記者会見を開き、知事本人が明らかにする見通しです。記者会見ではみずからの進退と合わせて女性問題に関してどういった説明をするかが注目されます。
米山知事はおととし10月に行われた新潟県知事選挙に共産党と自由党、社民党の推薦を受けて立候補し、東京電力が目指す柏崎刈羽原子力発電所の再稼働について慎重な姿勢を示すとともに福島第一原発の事故について徹底的な検証が必要だなどと訴えて初当選しました。
また、進退についても態度を明らかにせず、県議会の与野党からは辞職を求める意見や説明責任を問う声が相次いでいました。
こうした中、米山知事は18日午前、県の幹部らに辞職の意向を伝えました。
18日午後、臨時の記者会見を開き、知事本人が明らかにする見通しです。記者会見ではみずからの進退と合わせて女性問題に関してどういった説明をするかが注目されます。
米山知事はおととし10月に行われた新潟県知事選挙に共産党と自由党、社民党の推薦を受けて立候補し、東京電力が目指す柏崎刈羽原子力発電所の再稼働について慎重な姿勢を示すとともに福島第一原発の事故について徹底的な検証が必要だなどと訴えて初当選しました。
市民団体「原発事故の検証は継続を」
新潟県の米山知事が辞職する意向を周囲に伝えていることについて原子力の専門家などがメンバーで脱原発に向けた政策提言などを行っている原子力市民委員会は、「新潟県が行ってきた原発事故の検証は、政府や電力会社とは別の立場で独自に調査を行っているもので、非常に重要な意義がある。検証作業はまだ途中であり、頓挫するようなことがあってはならない。知事が誰であろうと、検証は続けてもらいたい」としています。
東京電力「コメントする立場にない」
新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発6号機と7号機は去年12月、原子力規制委員会の審査に合格しましたが、米山知事は、福島第一原発の事故原因などの検証を終えるまでは、再稼働を認めるかどうかの議論は始められないとの考えを示し、再稼働の時期は見通せない状況となっています。
東京電力は、米山知事が辞職する意向を周囲に伝えていることについて、「新潟県知事の進退について当社はコメントする立場にありません。引き続き、柏崎刈羽発電所の安全対策などを着実に進め、地域の皆様に信頼していただける発電所を目指していくことが当社の変わらぬ責務だと考えております」としています。
東京電力は、米山知事が辞職する意向を周囲に伝えていることについて、「新潟県知事の進退について当社はコメントする立場にありません。引き続き、柏崎刈羽発電所の安全対策などを着実に進め、地域の皆様に信頼していただける発電所を目指していくことが当社の変わらぬ責務だと考えております」としています。
ソース:NHK ニュース