ギャンブル依存いぞん症しょう「借金しゃっきん1000万まん円えん超ちょう」「離婚りこんも」国こくに対策たいさく求もとめる

カジノを含ふくむＩＲあいあ-る＝統合とうごう型がたリゾート施設しせつの整備せいびに向むけ議論ぎろんが進すすむ中なか、ギャンブル依存いぞん症しょうの人ひとやその家族かぞくらが国くにに依存いぞん症しょう対策たいさくを求もとめるシンポジウムが１いち８はち日にち夜よる、東京とうきょうで開ひらかれました。

シンポジウムは公益社こうえきしゃ団だん法人ほうじん「ギャンブル依存いぞん症しょう問題もんだいを考かんがえる会かい」が開ひらき、与野党よやとうの国会こっかい議員ぎいんを含ふくむおよそ１いち６ろく０ぜろ人にんが参加さんかしました。

この中なかで、パチンコで数すう百ひゃく万まん円えんの借金しゃっきんをしたギャンブル依存いぞん症しょうの３さん０ぜろ歳さいの男性だんせいが「親おやに給料きゅうりょうを管理かんりされても親おやの金きんを盗ぬすんでパチンコをしていました。１いち年ねん前まえに施設しせつに入はいってからは平穏へいおんに過すごせていますが、依存いぞん症しょうは治なおっていないと思おもいます。新あたらしい生き方いきかたをしたいです」などと依存いぞん症しょうから抜け出ぬけだす難むずかしさを語かたりました。

主催しゅさい団体だんたいがギャンブル依存いぞん症しょうの人ひとの家族かぞくおよそ２に２に０ぜろ人にんを対象たいしょうにアンケート調査ちょうさをしたところ、１いち割わり余あまりの家族かぞくが１いち０ぜろ０ぜろ０ぜろ万まん円えん以上いじょうの借金しゃっきんの肩代かたがわりをしたことがあると答こたえ、半数はんすう以上いじょうの家族かぞくが深刻しんこくな家庭かてい不和ふわや離婚りこんに至いたったと回答かいとうしたということです。

主催しゅさい団体だんたいの田中たなか紀子のりこ代表だいひょうは「カジノの議論ぎろんを進すすめるなら、国くには依存いぞん症しょう対策たいさくを民間みんかん団体だんたいや医療いりょう機関きかんとも連携れんけいして考かんがえてほしい」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース