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米大統領 北朝鮮の表明評価 米政府内には懐疑的見方も
2018-04-21 19:25:53

アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮が核実験の中止などを表明したことを評価しました。一方で、アメリカ政府内には懐疑的な見方が根強くあり、圧力を維持し、北朝鮮の出方を慎重に見極める考えです。
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、核実験とICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を中止し、核実験場を廃棄する考えを表明しました。
これについて、アメリカのトランプ大統領はツイッターに「とてもいい知らせで、大きな進展だ」と投稿し、評価しました。また、キム委員長が、北朝鮮を訪問したCIA=中央情報局の長官に、拘束しているアメリカ人の解放を約束したとも報じられ、前向きな動きが出始めていると受け止められています。
一方で、アメリカ政府内には、北朝鮮がこれまでも約束を何度も破ってきたとして懐疑的な見方が根強くあります。そして、今回も核やミサイルの放棄には言及していないとして、国際社会から見返りを引き出すのが北朝鮮の狙いではないかとみています。
このため、トランプ政権は、北朝鮮に対して最大限の圧力を維持し、引き続き、非核化に向けた具体的な行動を促す構えです。さらに、今月27日の南北首脳会談を注視し、北朝鮮側の出方を慎重に見極めて、6月上旬までに開かれる見通しの米朝首脳会談の対応を検討する考えです。
これについて、アメリカのトランプ大統領はツイッターに「とてもいい知らせで、大きな進展だ」と投稿し、評価しました。また、キム委員長が、北朝鮮を訪問したCIA=中央情報局の長官に、拘束しているアメリカ人の解放を約束したとも報じられ、前向きな動きが出始めていると受け止められています。
一方で、アメリカ政府内には、北朝鮮がこれまでも約束を何度も破ってきたとして懐疑的な見方が根強くあります。そして、今回も核やミサイルの放棄には言及していないとして、国際社会から見返りを引き出すのが北朝鮮の狙いではないかとみています。
このため、トランプ政権は、北朝鮮に対して最大限の圧力を維持し、引き続き、非核化に向けた具体的な行動を促す構えです。さらに、今月27日の南北首脳会談を注視し、北朝鮮側の出方を慎重に見極めて、6月上旬までに開かれる見通しの米朝首脳会談の対応を検討する考えです。
ロシア外務省「重要な一歩」と評価
北朝鮮が核実験とICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験の中止を表明したことについて、ロシア外務省は、21日、声明を発表し「歓迎する。朝鮮半島の緊張緩和と北東アジア情勢の正常化に向けた前向きな動きを後押しする重要な一歩だ」と評価しました。
そのうえで、アメリカと韓国に対しては「軍事活動を抑制し、北朝鮮との首脳会談で相互に受け入れ可能な合意が達成できるよう、適切な行動をとるよう呼びかける」としています。
そのうえで、アメリカと韓国に対しては「軍事活動を抑制し、北朝鮮との首脳会談で相互に受け入れ可能な合意が達成できるよう、適切な行動をとるよう呼びかける」としています。
ソース:NHK ニュース