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きょう南北首脳会談 北非核化の明文化は? 会談の行方に注目
2018-04-26 19:01:27

韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は27日、軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)の韓国側の施設で10年半ぶりとなる南北首脳会談に臨みます。北朝鮮がみずからは核保有国だとする立場を崩していない中、キム委員長の非核化の意思を共同宣言などの形で明文化し、史上初の米朝首脳会談につなげられるのかどうか、会談の行方が注目されます。
北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、27日午前9時半に、北朝鮮の最高指導者として初めてパンムンジョムの軍事境界線を徒歩で越えて韓国側を訪れ、ムン・ジェイン大統領の出迎えを受けたあと、午前10時半から韓国側の施設「平和の家」で10年半ぶりとなる南北首脳会談に臨む予定です。
今回の会談は、経済協力が中心議題だった過去2回とは異なり、史上初の米朝首脳会談を見据えて、非核化と平和定着をめぐって集中的な議論が交わされる見通しです。
キム委員長は先月、ムン大統領がピョンヤンに派遣した特使に対し、「軍事的な脅威が解消されて体制が保証されるならば、核を保有する理由はない」と述べたほか、中国の習近平国家主席との首脳会談では、米韓両国に対して、「段階的で歩調を合わせた措置を講じれば、朝鮮半島の非核化の問題は解決できるだろう」と述べて、非核化に一定の条件をつけています。
さらにキム委員長は、今月20日の党中央委員会総会で核実験やICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験の中止などを表明したものの、すでに保有しているとする核兵器の廃棄には一切言及しませんでした。北朝鮮がみずからは核保有国だとする立場を崩していない中、キム委員長の非核化の意思を共同宣言などの形で明文化し、史上初の米朝首脳会談につなげられるのかどうか、会談の行方が注目されます。
今回の会談は、経済協力が中心議題だった過去2回とは異なり、史上初の米朝首脳会談を見据えて、非核化と平和定着をめぐって集中的な議論が交わされる見通しです。
キム委員長は先月、ムン大統領がピョンヤンに派遣した特使に対し、「軍事的な脅威が解消されて体制が保証されるならば、核を保有する理由はない」と述べたほか、中国の習近平国家主席との首脳会談では、米韓両国に対して、「段階的で歩調を合わせた措置を講じれば、朝鮮半島の非核化の問題は解決できるだろう」と述べて、非核化に一定の条件をつけています。
さらにキム委員長は、今月20日の党中央委員会総会で核実験やICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験の中止などを表明したものの、すでに保有しているとする核兵器の廃棄には一切言及しませんでした。北朝鮮がみずからは核保有国だとする立場を崩していない中、キム委員長の非核化の意思を共同宣言などの形で明文化し、史上初の米朝首脳会談につなげられるのかどうか、会談の行方が注目されます。
ソース:NHK ニュース