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硫黄山 噴火警戒レベルを2に引き下げ 火口周辺規制
2018-05-01 06:58:35

先月噴火が発生した宮崎県の硫黄山について、気象庁は1日午後、噴火警戒レベルを3から火口周辺規制を示す2に引き下げました。引き続き小規模な噴火のおそれがあるとして、山からおおむね1キロの範囲で、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の一つで宮崎県にある硫黄山では、先月19日に大きな噴石を300メートルほど飛ばす噴火が発生し、気象庁は噴火警戒レベルを「入山規制」を示す3に引き上げました。
その後、先月26日には、想定された火口域の外側にあたる山頂の西側およそ500メートルの県道1号線付近でもごく小規模な噴火が発生しました。
今後の硫黄山の火山活動について気象庁は、先月19日と同じ程度かやや大きな噴火が起きるおそれがあるほか、県道1号線付近でも火山灰が噴出するおそれがあるとしています。
そのうえで、噴火に伴って大きな噴石が飛ぶのは硫黄山の山頂からおおむね1キロの範囲内だと考えられるとして、1日午後2時、噴火警戒レベルを「火口周辺規制」を示す2に引き下げ、この範囲で大きな噴石への警戒を呼びかけています。
その後、先月26日には、想定された火口域の外側にあたる山頂の西側およそ500メートルの県道1号線付近でもごく小規模な噴火が発生しました。
今後の硫黄山の火山活動について気象庁は、先月19日と同じ程度かやや大きな噴火が起きるおそれがあるほか、県道1号線付近でも火山灰が噴出するおそれがあるとしています。
そのうえで、噴火に伴って大きな噴石が飛ぶのは硫黄山の山頂からおおむね1キロの範囲内だと考えられるとして、1日午後2時、噴火警戒レベルを「火口周辺規制」を示す2に引き下げ、この範囲で大きな噴石への警戒を呼びかけています。
専門家「レベル引き下げられたから安心ではない」
霧島連山の火山活動に詳しい鹿児島大学の井村隆介准教授は「想定火口の外側で起きた噴火から1週間もたっていない。観光客も、観光客を招く側もふだんの状況ではないことを知る必要がある。レベルが引き下げられたから安心というわけではなく、規制範囲の1キロに近づく場合にはかなり注意が必要だ。きちんと情報を集めて、判断することが重要だ」と指摘しています。
ソース:NHK ニュース