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高額馬券的中で6200万円余脱税 大阪 寝屋川市の元課長に有罪判決
2018-05-09 05:19:39

高額の馬券を相次いで的中させ、およそ3億円の払戻金を得たのに所得を申告せず、脱税した罪に問われた、大阪・寝屋川市の元課長に対し、大阪地方裁判所は、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。裁判では、元課長に対する国税局の調査が適切かどうかが争われましたが、判決は「重大な違法はない」と指摘しました。
寝屋川市の税務室の課長だった中道一成被告(48)は、JRA=日本中央競馬会が指定する5つのレースの1着を当てる「WIN5」という馬券を2度的中させ、平成24年におよそ5600万円、平成26年には2億3200万円余りなどの払戻金を得ましたが、6200万円余りを脱税したとして、所得税法違反の罪に問われました。
元課長側は、脱税を認める一方で「大阪国税局は、別件の事件の調査で被告の銀行口座を調べていて、違法なやり方だ」として裁判を打ち切るか無罪にするよう求めたのに対し、検察は、調査に違法な点はないと主張していました。
9日の判決で、大阪地方裁判所の村越一浩裁判長は「調査対象の口座を絞らず銀行に開示を求めるなど、国税局が違法な調査をした疑いは残るが、銀行の了解を得ていて重大とは言えない」と指摘しました。
そのうえで「職場で課税担当の部門にいて非難は免れない」として、懲役6か月、執行猶予2年、罰金1200万円を言い渡しました。

元課長側は、脱税を認める一方で「大阪国税局は、別件の事件の調査で被告の銀行口座を調べていて、違法なやり方だ」として裁判を打ち切るか無罪にするよう求めたのに対し、検察は、調査に違法な点はないと主張していました。
9日の判決で、大阪地方裁判所の村越一浩裁判長は「調査対象の口座を絞らず銀行に開示を求めるなど、国税局が違法な調査をした疑いは残るが、銀行の了解を得ていて重大とは言えない」と指摘しました。
そのうえで「職場で課税担当の部門にいて非難は免れない」として、懲役6か月、執行猶予2年、罰金1200万円を言い渡しました。

寝屋川市の税務室の課長だった中道一成被告(48)は、JRA=日本中央競馬会が指定する5つのレースの1着を当てる「WIN5」という馬券を2度的中させ、平成24年におよそ5600万円、平成26年には2億3200万円余りなどの払戻金を得ましたが、6200万円余りを脱税したとして、所得税法違反の罪に問われました。
元課長側は、脱税を認める一方で「大阪国税局は、別件の事件の調査で被告の銀行口座を調べていて、違法なやり方だ」として裁判を打ち切るか無罪にするよう求めたのに対し、検察は、調査に違法な点はないと主張していました。
9日の判決で、大阪地方裁判所の村越一浩裁判長は「調査対象の口座を絞らず銀行に開示を求めるなど、国税局が違法な調査をした疑いは残るが、銀行の了解を得ていて重大とは言えない」と指摘しました。
そのうえで「職場で課税担当の部門にいて非難は免れない」として、懲役6か月、執行猶予2年、罰金1200万円を言い渡しました。
元課長側は、脱税を認める一方で「大阪国税局は、別件の事件の調査で被告の銀行口座を調べていて、違法なやり方だ」として裁判を打ち切るか無罪にするよう求めたのに対し、検察は、調査に違法な点はないと主張していました。
9日の判決で、大阪地方裁判所の村越一浩裁判長は「調査対象の口座を絞らず銀行に開示を求めるなど、国税局が違法な調査をした疑いは残るが、銀行の了解を得ていて重大とは言えない」と指摘しました。
そのうえで「職場で課税担当の部門にいて非難は免れない」として、懲役6か月、執行猶予2年、罰金1200万円を言い渡しました。
大阪国税局「結論は妥当」
大阪国税局は「結論は妥当だと考えている。判決文を見ていないのでコメントは控えるが、調査は適正に実施している」というコメントを出しました。
ソース:NHK ニュース