ウイスキー人気にんきで原酒げんしゅ不足ふそく 一部いちぶ販売はんばい休止きゅうしに サントリー

国産こくさんウイスキーの人気にんきが予想よそう以上いじょうに高たかまり、作つくるのに長ながい時間じかんがかかる原酒げんしゅが不足ふそくしているとして、大手おおてメーカーのサントリーは、一部いちぶの商品しょうひんの販売はんばいを休止きゅうしすることになりました。

サントリーホールディングスによりますと、販売はんばいが休止きゅうしされるのは国産こくさんウイスキーのうち、白州しらす１いち２に年ねんと響ひびき１いち７なな年ねんの２に種類しゅるいです。

早はやければ来月らいげつからことし９月くがつごろにかけて在庫ざいこがなくなり、そのまま販売はんばいが休止きゅうしされる見通みとおしです。

ウイスキーは、国産こくさんの銘柄めいがらが世界せかい的てきな賞しょうを獲得かくとくしたことや、サントリーなどの主要しゅようメーカーが炭酸たんさん水すいで割われるハイボールの販売はんばいに力ちからを入いれたことでブームとなり、国内こくないの出荷しゅっか量りょうはこの１いち０ぜろ年ねんで２に倍ばい以上いじょうに増ふえています。

今回こんかい、休止きゅうしとなる商品しょうひんは原酒げんしゅの熟成じゅくせい期間きかんが少すくなくとも１いち２に年ねんないし１いち７なな年ねん必要ひつようになりますが、その当時とうじはブームになる前まえで原酒げんしゅの生産せいさん量りょうが少すくなく、特とくに不足ふそくしているということです。

サントリーはここ数すう年ねんの需要じゅようの増加ぞうかに対応たいおうし、原酒げんしゅをつくる蒸留じょうりゅう釜かまを増設ぞうせつするなどして生産せいさん量りょうを増ふやしてきましたが、それでも需要じゅようを賄まかないきれなくなった形かたちです。

サントリーでは「販売はんばいの再開さいかいには需要じゅように見合みあった量りょうの原酒げんしゅを確保かくほしなければならないが、現時点げんじてんでは見通みとおしはたっていない」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース