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歩行者はねた90歳ドライバー 家族と免許証返納も検討
2018-05-29 03:03:51

28日、神奈川県茅ヶ崎市で歩行者などが車に次々にはねられ4人が死傷した事故で、逮捕された90歳のドライバーは高齢を理由に、今後、運転免許証の更新をせず返納について家族で話していたことがわかりました。警察は当時の状況を調べています。
28日午前11時ごろ、神奈川県茅ヶ崎市の国道1号線で横断歩道や近くの歩道で歩行者などが乗用車に次々にはねられ、57歳の女性が死亡し、男女3人がけがをした事故では、車を運転していた近くに住む齊藤久美子容疑者(90)が過失運転致死傷の疑いで逮捕されました。
現場には29日朝、亡くなった女性を悼んで花が手向けられていました。
この事故で、齊藤容疑者の長男が取材に応じ、これまで大きな事故は起こしていなかったものの、最近は車体をこするようなことがあり、運転は週に1回程度にとどめていたということです。
そのうえで「免許証の返納について母親と話したことがある。ことしの更新の際、母親は『これでおしまいにする』と言っていた」と話し、高齢を理由に今後、免許証の更新をせず返納について家族で話していたということです。
ことし3月に免許証を更新した際、75歳以上のドライバーに義務づけられている判断力などを調べる検査では、問題はなかったということです。
警察の調べに対し「自分の側の信号は赤だと分かっていたが、横断歩道を通過できると思った」と供述していて、警察が当時の状況を調べています。
現場には29日朝、亡くなった女性を悼んで花が手向けられていました。
この事故で、齊藤容疑者の長男が取材に応じ、これまで大きな事故は起こしていなかったものの、最近は車体をこするようなことがあり、運転は週に1回程度にとどめていたということです。
そのうえで「免許証の返納について母親と話したことがある。ことしの更新の際、母親は『これでおしまいにする』と言っていた」と話し、高齢を理由に今後、免許証の更新をせず返納について家族で話していたということです。
ことし3月に免許証を更新した際、75歳以上のドライバーに義務づけられている判断力などを調べる検査では、問題はなかったということです。
警察の調べに対し「自分の側の信号は赤だと分かっていたが、横断歩道を通過できると思った」と供述していて、警察が当時の状況を調べています。
長男「返納 もっと強く言えばよかった」
齊藤久美子容疑者(90)の長男は、NHKの取材に対し、「事故の後、母は『大変なことになった』と話し、ぼう然自失という感じでした。被害者の方には本当に申し訳なく、なんとおわびしていいかわかりません。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話しました。
また、運転の状況については「もともと車を運転するのが好きで、以前はよく運転していましたが、最近は足が悪くなり、整形外科に行くときなどに週に1回程度、近場を運転していました。ここ数年は軽微な自損事故はありました」と話しました。
そのうえで免許証の更新や返納について「家族で話をしたときに本人は『もうそろそろ運転をやめようかな』と話していて、ことし3月の更新のときに『これでおしまいにする』と言っていました。返納についてもっと強く言えばよかった、やめる機会を逃したと感じています」と話していました。
また、運転の状況については「もともと車を運転するのが好きで、以前はよく運転していましたが、最近は足が悪くなり、整形外科に行くときなどに週に1回程度、近場を運転していました。ここ数年は軽微な自損事故はありました」と話しました。
そのうえで免許証の更新や返納について「家族で話をしたときに本人は『もうそろそろ運転をやめようかな』と話していて、ことし3月の更新のときに『これでおしまいにする』と言っていました。返納についてもっと強く言えばよかった、やめる機会を逃したと感じています」と話していました。
ソース:NHK ニュース