コマツ 安やす崎元さきもと社長しゃちょうが死去しきょ 「生前せいぜん葬そう」が反響はんきょう

末期まっきのがんと診断しんだんされ、「元気げんきなうちに感謝かんしゃの気持きもちを伝つたえたい」と去年きょねん、生前せいぜん葬そうを開ひらいた大手おおて機械きかいメーカー「コマツ」の安やす崎さき暁あかつき元もと社長しゃちょうが亡なくなりました。８はち１いち歳さいでした。

安やす崎さきさんは徳島とくしま県けん出身しゅっしんで、昭和しょうわ３さん６ろく年ねんにコマツに入社にゅうしゃし平成へいせい７なな年ねんから１いち３さん年ねんまで社長しゃちょうを務つとめました。

去年きょねん１０月じゅうがつ、突然とつぜん、末期まっきのがんと診断しんだんされ「元気げんきなうちに感謝かんしゃの気持きもちを伝つたえたい」と１２月じゅうにがつに生前せいぜん葬そうにあたる感謝かんしゃの会かいを開催かいさいしました。
会かいには同級生どうきゅうせいや会社かいしゃの関係かんけい者しゃなどおよそ１いち０ぜろ０ぜろ０ぜろ人にんが集あつまり、安やす崎さきさんは「死しんでから葬式そうしきにきてもらっても自分じぶんがその場ばにいることができない。私わたしの人生じんせいでめぐり会あった人ひとに握手あくしゅをしてありがとうと言いえたことに非常ひじょうに満足まんぞくしています」と話はなしていました。

人生じんせいの終おわりをどのように迎むかえるかを考かんがえる「終おわり活かつ」への関心かんしんが高たかまる中なかで、出席しゅっせき者しゃから「自分じぶんも何なにをしたいか考かんがえてみたい」という声こえが聞きかれるなど、安やす崎さきさんの生き方いきかたは大おおきな反響はんきょうを呼よびました。

安やす崎さきさんは生前せいぜんから放射線ほうしゃせんや抗こうがん剤ざいによる延命えんめい治療ちりょうは受うけないとしていて、コマツによりますと今月こんげつ２に６ろく日にちに自宅じたくで亡なくなったということです。

ソース：NHK ニュース