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エンジェルス大谷 右ひじ痛め故障者リストに
2018-06-08 19:41:28

大リーグで投打の二刀流でプレーするエンジェルスの大谷翔平選手が右ひじを痛めて、故障者リストに入りました。右ひじにじん帯の組織の回復を促す注射の治療を受けたということで、現時点で球団は復帰のめどを示していません。
エンジェルスの発表によりますと大谷選手は6日のロイヤルズ戦で右手の中指にできたまめの影響で4回1失点で交代したあと、右ひじの張りを訴えました。
検査の結果、じん帯を痛めていることがわかり、大谷選手は7日、ロサンゼルスでじん帯の組織の回復を促す注射の治療などを受けたということです。そして8日、故障者リストに入りました。
エンジェルスは今後、3週間はリハビリをするなどして様子を見るとしていて、現時点で復帰のめどを示していません。
また、この期間はバッターとしても試合には出場せず、リハビリに専念する予定です。
大谷選手はプロ野球の日本ハムに所属していた去年10月に右ひじに同じ治療を受けています。エンジェルスの球団幹部はこの時の右ひじの状態について、けがの程度としては最も軽いもので、将来のけがを予防する措置だったと説明していましたが、今回は、前回よりけがの程度が一段階、重くなっていると診断されているということです。
検査の結果、じん帯を痛めていることがわかり、大谷選手は7日、ロサンゼルスでじん帯の組織の回復を促す注射の治療などを受けたということです。そして8日、故障者リストに入りました。
エンジェルスは今後、3週間はリハビリをするなどして様子を見るとしていて、現時点で復帰のめどを示していません。
また、この期間はバッターとしても試合には出場せず、リハビリに専念する予定です。
大谷選手はプロ野球の日本ハムに所属していた去年10月に右ひじに同じ治療を受けています。エンジェルスの球団幹部はこの時の右ひじの状態について、けがの程度としては最も軽いもので、将来のけがを予防する措置だったと説明していましたが、今回は、前回よりけがの程度が一段階、重くなっていると診断されているということです。
ソーシア監督「特別な選手を欠くが前に進む」
エンジェルスのマイク・ソーシア監督は「投打の両方で重要な役割を果たす選手を欠くことになった。大谷選手はマウンドでは特別な存在で、左バッターとしてチームで重要だった。チームに特別な結果をもたらしてくれていたが、けがで欠場することを受け止めて先に進まなければならない」と話していました。
また、キャッチャーのマーティーン・マルドナード選手は「ピッチャーにいちばん近いポジションなので、ピッチャーがけがをしたと聞くと悲しくなる。前回の登板で投げているときは球速も出ていたので、ひじに問題があるとは全く思わなかった。けがをした大谷選手には精神的に落ち着いてもらい、けがを治すことに専念してもらいたい。自分たちはチームメイトであり家族でもあるので、サポートしてあげたい」と話していました。
また、キャッチャーのマーティーン・マルドナード選手は「ピッチャーにいちばん近いポジションなので、ピッチャーがけがをしたと聞くと悲しくなる。前回の登板で投げているときは球速も出ていたので、ひじに問題があるとは全く思わなかった。けがをした大谷選手には精神的に落ち着いてもらい、けがを治すことに専念してもらいたい。自分たちはチームメイトであり家族でもあるので、サポートしてあげたい」と話していました。
受けた治療は田中も経験
エンジェルスの大谷翔平選手が受けた治療は、自分の血液から採取し濃縮した血小板を損傷しているじん帯などの患部に注入して、慢性的な炎症を治療したり、組織の回復を促したりするものです。
大リーグでは広く用いられ、日本の選手ではヤンキースの田中将大投手も2014年7月に右ひじじん帯の部分断裂の診断を受けたあと、同じ治療を経験しました。当時、田中投手は、キャッチボールを再開するまでにおよそ1か月かかり、試合での先発登板まではおよそ2か月半かかりました。
じん帯を断裂するなど損傷の程度が重い場合は、体のほかのけんを移植してじん帯を修復する「トミー・ジョン手術」という治療も行われますが、エンジェルスの幹部は、大谷選手はこの手術を受けずに復帰を目指すとしています。
大リーグでは広く用いられ、日本の選手ではヤンキースの田中将大投手も2014年7月に右ひじじん帯の部分断裂の診断を受けたあと、同じ治療を経験しました。当時、田中投手は、キャッチボールを再開するまでにおよそ1か月かかり、試合での先発登板まではおよそ2か月半かかりました。
じん帯を断裂するなど損傷の程度が重い場合は、体のほかのけんを移植してじん帯を修復する「トミー・ジョン手術」という治療も行われますが、エンジェルスの幹部は、大谷選手はこの手術を受けずに復帰を目指すとしています。
米大手メディアも伝える
大谷翔平選手は「野球の神様」とも言われるベーブ・ルースと同じように投打の二刀流で活躍し、全米で注目を集め始めていたことから、今回の戦線離脱はアメリカの大手メディアも伝えています。
このうち、アメリカの全国紙の「USAトゥデー」はホームページに、「エンジェルスの大谷翔平故障者リスト入り1か月は欠場」という見出しで記事を掲載し、大谷選手のこれまでの投打の成績などを紹介しています。
また、大谷選手の特集記事を掲載したことがある有力な経済紙の「ウォール・ストリート・ジャーナル」もこのニュースをホームページでいち早く伝えています。この中では「投打のすばらしい活躍で野球界を魅了してきた日本のスター選手が右ひじのじん帯を痛めた」と伝えたうえで、「治療がうまく行かなかった場合、手術が必要になるだろう」とやや悲観的な見方も示しています。
このほか、大谷選手が所属するエンジェルスの地元、カリフォルニア州アナハイムや近郊のロサンゼルスのメディアのほか、ニューヨークの新聞も大谷選手が右ひじを痛めて戦線を離脱することを伝えています。
このうち、アメリカの全国紙の「USAトゥデー」はホームページに、「エンジェルスの大谷翔平故障者リスト入り1か月は欠場」という見出しで記事を掲載し、大谷選手のこれまでの投打の成績などを紹介しています。
また、大谷選手の特集記事を掲載したことがある有力な経済紙の「ウォール・ストリート・ジャーナル」もこのニュースをホームページでいち早く伝えています。この中では「投打のすばらしい活躍で野球界を魅了してきた日本のスター選手が右ひじのじん帯を痛めた」と伝えたうえで、「治療がうまく行かなかった場合、手術が必要になるだろう」とやや悲観的な見方も示しています。
このほか、大谷選手が所属するエンジェルスの地元、カリフォルニア州アナハイムや近郊のロサンゼルスのメディアのほか、ニューヨークの新聞も大谷選手が右ひじを痛めて戦線を離脱することを伝えています。
ソース:NHK ニュース